現在26歳のクックは、2015年に同チームのシボレー・クルーズをドライブしてBTCCにデビュー。翌年にはトリプルエイトに移籍し、前述の『MG6 GT』を走らせてきた。

 そのMG6の活動体制がAmDに移管されたことに伴い、クックは古巣への復帰を決意。前年度にトム・チルトンがドライブした新型マシンの開発作業を引き継ぐこととなる。

「PMRに復帰できて本当にハッピーだ。デビュー初年度で(ルーキー・オブ・ザ・イヤーに相当する)ジャック・シアーズ・トロフィーを獲得して、本当ならそのまま彼らと戦い続けたかったんだが、当時は周囲にその環境が整っていなかったんだ」とクック。

「昨年、素晴らしいルーキー・シーズンを送ったセナ(・プロクター)とともに、このボクスホール・アストラを勝てるマシンに仕上げていきたいと思っている」

 さらにシリーズのフロントランナーであるトム・イングラムも、スピードワークス・モータースポーツ(SWM)への残留を発表。2018年も最新型のトヨタ・アベンシスをドライブし「目指す目標はひとつしかない」と、意気込みを語った。

「17年はシリーズ4勝を記録し、つねにチャンピオンシップの上位で戦い続けることができた。開幕以降は選手権首位を維持することもできたしね」とイングラム。

「そんなシーズンを終えて、次の年に目指す目標はひとつしかない。SWMは僕の第二の家族のようなものだし、この残留の決断で走り始めた初日から競争力を発揮できるはずだ」

「もちろん、トヨタ・アベンシスのことは隅々まで知り尽くしている。何を改善すべきかも理解しているし、タイトル獲得に向けすべてがダイナミックに機能するはずだと思っている」

ジョシュ・クックのチーム復帰を発表したパワー・マックス・レーシング
昨年最終戦の勝者であるトム・イングラムはスピードワークス・モータースポーツに残留
2017年は4勝を挙げたトヨタ・アベンシスで、BTCCのタイトル獲得を目指す

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