
17日(日)午後1時41分に1.058マイルオーバルを301周(318.46マイル:約510km)して競われる決勝レースがスタート。最前列2番手からスタートしたカイル・ブッシュが2周目に首位を奪取。3番手スタートのマーティン・トゥルーエクス・Jr.がこれを追い、45周目にはハムリンとエドワーズもポジションアップ。18番手スタートから序盤戦は苦戦を強いられていたケンゼスも徐々に調子を上げ、72周目にはトップ5へ。“トヨタ カムリ”がトップ5を占める序盤戦となった。
この日は終盤までイエローコーションの少ない展開となったが、中盤戦もカイル・ブッシュとトゥルーエクス・Jr.が順位を入れ替えながらの首位争いを展開。3位でこのバトルを追い続けたケンゼスが、258周目にこの日初めて首位に立った。レースも終盤戦に入った263周目にコース上の異物によりこの日4度目のイエローコーションが出され、ほとんどの車両がピットへと向かったが、2位走行中のトゥルーエクス・Jr.にシフト系のトラブルが発生。クルーに押されてピットアウトしたが、ポジションダウン。
このコーションでは、唯一ハムリンがピットに入らない作戦を採り首位に立ったが、再スタート後わずか2周で、ピットインしてタイヤを2本交換したケンゼスがハムリンをパスし首位を奪還した。カイル・ブッシュはこの日ロングランで絶好調だったが、終盤戦に入ると数周毎にアクシデントによるコーションが発生する展開となり、苦戦。首位争いからは脱落してしまった。
285周目の再スタート直後には、8位を走行していたエドワーズが、直前の車両のスピンに巻き込まれクラッシュ。修復のため大きくタイムをロスすることとなった。首位に立ったケンゼスは、頻発するコーションからの再スタートも決め、追いすがるライバルを徐々に引き離して行き、最後は2秒近い大差をつけてトップチェッカー。今季2勝目を挙げた。
