トヨタ勢は、この日最多の133周で首位を走ったカイル・ブッシュと、トゥルーエクス・Jr.(123周)、ケンゼス(38周)、ハムリン(5周)の4台あわせて全301周中299周で首位を走行する圧倒的な強さを見せ、トヨタとしての今季9勝目を飾ると共に、前日のエクスフィニティ・シリーズとあわせ、この週末の両カテゴリーを制することとなった。“チェイス”を決めるレギュラーシーズンは残り7戦。トヨタ勢は既に5人が勝利を挙げ、“チェイス”入りをほぼ確実としている。
その5人の中でも、今大会8位フィニッシュとなったカイル・ブッシュ(今季3勝)と20位に終わったエドワーズ(今季2勝)は、複数戦勝利に加え、もう一つの条件である第26戦終了時点でのランキング30位以内となるポイント(現在31位のドライバーとの充分なポイント差)を獲得したため、“チェイス”入りが確定した。ケンゼスは今大会2勝目を挙げたが、まだポイントが足りず、“チェイス”確定は次戦へ持ち越しとなった。
次戦第20戦は7月24日(日)、米国中部インディアナ州インディアナポリスのインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われる。

マット・ケンゼス:
「ヴィクトリーレーンに立てるのはいつでも嬉しい。厳しい戦いの末に得た勝利であれば尚更だ。決まった言い回しになってしまうが、素晴らしい仕事をしてくれたチーム、スポンサー、そしてもちろんトヨタやTRD-USAの皆に感謝したい。予選や、レース序盤はあまり調子が良くなく、調整しながらのレースを強いられたが、楽しい一日だった」
■NASCARニューハンプシャー レースハイライト
