NASCAR XFINITY SERIES
第1戦 PowerShares QQQ 300
開催日:2月17日
「オーバータイム」5回の大乱戦。
トヨタ・カムリ勢は2台がトップ10フィニッシュ
2月17日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第1戦『PowerShares QQQ 300』がデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されました。
今季のエクスフィニティ・シリーズには、昨年キャンピング・ワールド・トラック・シリーズでチャンピオンに輝いた23歳、クリストファー・ベルがステップアップしフル参戦。トヨタ・カムリでの初挑戦となったデイトナの予選で、トヨタ勢最上位の13番手グリッドを獲得しました。
今大会は他に、カップ・シリーズのレギュラー2年目となった2016年のシリーズチャンピオン、ダニエル・スアレツが出場し予選は17番手、今季よりトヨタに移籍、決勝翌日に21歳の誕生日を迎える期待の若手、ブランドン・ジョーンズが18番手グリッドからのスタートとなりました。
17日(土)午後2時50分、2.5マイルオーバルを30周、30周、60周の3ステージ合計120周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースのグリーンフラッグが振られました。
トヨタ勢は序盤からじりじりとポジションを上げていきましたが、10周目に8台が絡むビッグ・ワンが発生。ベル、スアレツ、ブランドン・ジョーンズの3台も巻き込まれ、中でも車両ダメージが大きかったベルは、早くもレースを終えることとなってしまいました。
レース再開後はスアレツが速さを見せてポジションを取り戻し、ステージ1は8位、ステージ2は4位でフィニッシュ。ブランドン・ジョーンズは、序盤のクラッシュによるダメージを修復しながらのレースが続きましたが、終盤には上位へと浮上。スアレツとともにトップ10圏内でフィニッシュを目指しました。
レースは残り3周の時点でクラッシュにより最後の2周で決するオーバータイムへ突入しましたが、再スタート直後に18台もの車両が巻き込まれるビッグ・ワンとなる大荒れの展開に。
その後も、再スタートが切られるとクラッシュやスピンでイエローコーションが連続し、5度にわたってオーバータイムが繰り返された結果、予定よりも23周も延長された143周でレースはチェッカー。
スアレツが8位、ブランドン・ジョーンズが10位でチェッカーを受け、トヨタ・カムリは大波乱の開幕戦で2台がトップ10フィニッシュを果たしました。
次戦第2戦は2月24日(土)、アトランタ・モーター・スピードウェイで行われます。
コメント
ドライバー ダニエル・スアレツ
「我々のトヨタ・カムリの仕上がりは良く、トップ5は狙えるレベルでしたが、残念ながら運に恵まれず、最後は燃料も足りませんでした。それでも勢いは感じられましたし、ライバルをパスすることができたので、楽しいレースでした」
