NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第1戦 NextEra Energy Resources 250
開催日:2月16日
19歳スペンサー・デイヴィスがデビュー戦で7位
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第1戦『NextEra Energy Resources 250』が2月16日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されました。
2004年の参戦開始以来、トヨタにとって今季で15年目のシリーズ参戦となるトラック・シリーズは、今季はチーム体勢の変更もあり、これまで以上に若手主体の参戦体制に。
そのメンバーの中には、昨年6戦に出場し、3位を含む3回のトップ10フィニッシュを果たすなど期待の17歳、トッド・ギリランドが含まれていますが、規定により、18歳になるまでは1周1.25マイル以上のオーバル戦には出場できないため、今大会を含む、彼が18歳になるまでの数戦は、彼の実父であり、カップ・シリーズでも戦っているベテランのデイビッド・ギリランドが代わりに参戦することとなりました。
16日(金)、夜の闇に包まれたコースをカクテルライトが照らし出した午後7時43分、2.5マイルオーバルを20周、20周、60周の3ステージ合計100周(250マイル:約400km)して競われる決勝レースがスタートしました。
カップ・シリーズで10年以上のキャリアを持つ42歳のベテラン、デイビッド・ギリランドは、3年ぶりの出場となったトラック・シリーズ戦で速さを見せ、ポールポジションスタートから序盤戦首位を快走。ステージ1でトップフィニッシュ、ステージ2も3位に入りました。
ステージ3は数周毎に多重クラッシュ、ビッグ・ワンが連発する荒れた展開となりましたが、デイビッド・ギリランドは巻き込まれることなく、順調に上位をキープ。
終盤にはアウト側隊列の先頭で首位を争い、その後方に今大会がトラック・シリーズデビューレースの19歳、スペンサー・デイヴィスが続いてのドラフティング走行となりました。
しかし、残り7周というところで後から押されてバランスを崩したデイビッド・ギリランドが壁にヒット。デイビッド・ギリランドはピットインを強いられることとなりましたが、イエローコーションは出ずレースは続行。
ファイナルラップでは、デイヴィスを含む9台ほどが団子状態でチェッカーへ向かうなかで接触が発生し、数台がスピンしながらの波乱のチェッカー。トヨタ勢はデイヴィスがスピンを喫しながらも最上位の7位でフィニッシュ。自身トラック・シリーズのデビュー戦で見事トップ10フィニッシュを果たしました。
次戦第2戦は2月24日(土)にアトランタ・モーター・スピードウェイで開催されます。
コメント
ドライバー スペンサー・デイヴィス
「この週末を迎えるのをどれだけ待ち焦がれたか、とても言葉では表せません。今日はレースを通して、トラブルや“ビッグ・ワン”に巻き込まれずに、最後まで走り切ることを意識しました」
「最後の再スタートでは攻めるチャンスだと思い、前を行くデイビッド・ギリランドとともに本当に良い走りができたのですが、残念ながらちょっと強く押し過ぎ、彼はコントロールを失って壁にヒットしてしまいました」
「ファイナルラップは接近戦のなかで行き場を失い、イン側のグラスエリアにコースオフを喫しましたが、それでも最後まで走り切り、トップ10フィニッシュを果たせました。本当に嬉しい結果です」
