「練習走行は1、2回目とも不安定なブレーキ性能に悩まされてリズムに乗れませんでした。それを修復して臨んだ予選1回目の結果は微妙ですね。B組5番手に0.008秒差で同4番手に0.009秒差と僅差及ばなかったからです。自分のセクター最速タイムをつなげればB組4番手だっただけに悔しさはありました」
「決勝レース1のスタートはしっかりと決められました。途中、前のクルマを抜けそうな場面もありましたが、その先にもクルマがいて充分なスペースがないため自重せざるを得ませんでした」
「予選2回目のクルマの状態は良い感じでした。3、4列目のグリッドが狙える手応えがあったものの、セッション終盤での位置取りに苦労して一周をまとめ切れなかったのは今後の課題です」
「決勝レース2はスタート直後にクルマに大きなダメージを負い、苦しい展開となりました。黄旗掲示期間での追い越しに自覚はありませんでしたが、あとで車載映像を見直したら並走しながらも確かに10cmくらい僕が後ろに居ました」
「決勝レース3は2度も心臓が止まりかけました。スタートでフロントロウのクルマがエンジン・ストールした場面と、レース半ばに目の前の2台が絡んだ場面です。いずれも間一髪で避けられたのは幸いでした」
「昨年に比べれば早い時期に入賞してポイントを持ち帰られたとはいえ、内容には満足していません。次の第2大会は公式合同テストでも走ったハンガリー・ブタペスト。今季を占ううえでも大切なイベントになりますし心待ちにしています」
万璃音が挑むヨーロピアンF3第2戦は6月1~3日、ハンガリー・ハンガロリンクで行われる。
