最後は予定よりも長く走ったプライムタイヤでフレッシュなオプションタイヤに換えたばかりのマルケロフと戦うことになり、スタートから60分が経過しチームから最終ラップだと聞かされた35周目はなんとか抑え切って8位を守ったものの、実際にはもう1周ありレース2のポールを獲ることはできなかった。

 それができていれば日曜のレース2は全く違った展開になっていたはずだが、9番グリッドからスタートした牧野はダンプとラインドライが混在する難しい路面コンディションの中でタイヤに熱が入らず苦戦し、5周目にあろうことか福住と接触して2台リタイアという結果に終わってしまった。

「最初の方は結構濡れてましたね、特にターン5~6あたりは濡れていて、ターン4のイン側も濡れていたんでおそらくそれで仁嶺は止まりきれなかったんだと思います。あそこではいるのはちょっと無理ですよね、さすがに」

2018年 FIA F2 第3戦スペイン クラッシュ後、牧野任祐のマシン

「(福住のクルマは)一瞬見えましたけど、その時には僕はもうコーナーに入っていってましたからね。向こうのクルマが乗り上げてくるのは見えなくて気付いたら刺さってましたけど、ハロが役立った第1号が僕だと思います。ハロがなかったら頭に当たっていたと思いますよ」

 牧野にとってはユーロF3のテスト以来2回目の走行でしかなかったバルセロナだが、予選一発で上位を争う速さが確認できたことは収穫だった。しかしF2はレースペースが全てのカテゴリーであり、特にプライムタイヤでのペースとタイヤマネージメント向上が必要という課題が改めてハッキリと見えたレースでもあった。

「オプションが良かった割には、ちょっとプライムのスティントに苦戦していますね。一発はかなり良くなってきましたけど、ロングランはまだまだ課題が多いですね。アルテムのデータを見ても、どんな走らせ方が良いのかはまだ掴み切れていません」

 一方の福住はフリー走行から速さがなく、予選でも速さを発揮することができなかった。マシンとしてのフィーリングは良いがタイムは出ないという不思議な状態だった。

「どうしてこんなに遅いのか、全く分からないんです。チームメイトも全く同じフィードバックで、マシンバランスは良いしグリップ感が無いという感覚も全然無くて、クルマのフィーリングは良いんです。自分としてはかなり攻めてすごく良いラップが決められたと思ってタイムを見ると、全然出ていないという状態です」

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