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投稿日: 2018.06.12 15:14

BTCC:第4戦オールトンパーク。常勝軍団覚醒、BMW2連勝で選手権首位浮上

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海外レース他 | BTCC:第4戦オールトンパーク。常勝軍団覚醒、BMW2連勝で選手権首位浮上

 その余波で後続は玉突き状態となり、レーザー・ツールズのエイデン・モファット(メルセデス・ベンツAクラス)、パワーマックス・レーシングの選手権リーダー、ジョシュ・クック(ボクスホール・アストラBTCC)が巻き添えとなる形でマシンにダメージを負いピットへ。

 ヘアピンでもユーロテック・レーシングのブレット・スミス(ホンダ・シビック・タイプR)が同様の混乱でスピンオフを喫するも、幸運なことに他車とのヒットを回避してコースへと戻ることができた。

 その混乱のオープニングラップを経て、WSRのターキントンはコントロールラインを4番手で通過すると、すぐさまトルドフのフォーカスRSを捉えて3番手に浮上。同じ周には、後方からターキントンを追尾していたチーム・ダイナミクスのマット・ニール(FK8ホンダ・シビック・タイプR)もトルドフをかわし、BMW追走体制を死守する。

 しかし勢いの衰えないターキントンは、そのままチームメイトであるジョーダンの背後に迫ると、最終コーナー”ロッジ”でBMW対決を制し、イエローのマシンをオーバーテイク。首位チルトンを射程圏内に収めて3周目に入っていく。

 そのまま2周を経てフォードのマシンとの距離を縮めていったターキントンは、駆動方式は異なるものの再びイエローのマシンを”ロッジ”で仕留めてついに首位浮上。8周目の1コーナーでニールがチルトンをかわして2番手に浮上してくるも、すでにターキントンはセーフティリードを築き上げており、そのままトップチェッカー。

 BMW125i MスポーツとチームWSRに今季初勝利をもたらすとともに、選手権首位浮上に成功。2位にはチルトンをかわしたニールが入っている。

 続く夕刻17時過ぎにスタートしたレース3でもBMW勢の勢いは衰え知らずとなり、リバースポールから5台の多重クラッシュが発生した混乱にも乗じて、ロブ・コラード(BMW125i Mスポーツ)がWSRに連勝をもたらすと、2位ジョーダン、3位ターキントンと続き、BMWが表彰台を独占する結果となった。

 これでターキントンはポイントを125とし、ランキング2位のアダム・モーガン(メルセデス・ベンツAクラス)、ジャック・ゴフ(ホンダ・シビック・タイプR)に12ポイント差をつけている。

 続くBTCC第5戦は2週間後、6月22~24日にクロフト・サーキットで開催される。

R2で唯一、BMW勢に喰らい付いたマット・ニールが2位表彰台を確保した
R2での今季初優勝に続き、R3でも3位表彰台に上がったコリン・ターキントンが選手権首位に浮上
この週末、常に表彰台に絡む争いを見せたトム・チルトンとアンドリュー・ジョーダン
現王者のスバル・レヴォーグGT、アシュリー・サットンはトップ10圏外の苦しい戦いが続いている


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