そのほか、2台が参戦する『TLX』のうち、市販モデルのスポーツグレードと同じ“A-Spec”の名称を持つ昨季のエキシビジョンクラス優勝車『TLX A-Spec』は、再び同クラスにエントリー。アキュラR&Dセンターのエンジニアを務め、2輪部門、NSXでのタイムアタック2クラスで優勝経験もあるニック・ロビンソンがドライブする。

 昨季モデルよりさらに軽量化が進められたほか、サスペンションやエンジン特性をリファイン。500PSオーバーの3.5リッターV6ターボと専用LSDの採用でクラス連覇を狙っている。

 そしてこちらも昨季のオープンクラスを制している『TLX GT』は、元PWCピレリ・ワールドチャレンジのGTクラスに参戦したリアル・タイム・レーシング(RTR)が製作したワークス車両をベースとしており、そのRTRでアキュラ・ワークスのレジェンドとして活躍したピーター・カニンガムが引き続きステアリングを握る。

 こちらも17年の初参戦を経てJ35型V6ツインターボのマッピングが高地用に最適化されているほか、RTRが専用サスペンションを開発。さらにタイトターンからの脱出に有効なトラクション性能を稼ぎ出すため、トランスミッションのギヤリングを細かく見直している。

 17年モデルとの識別点として、さらに大型化したスプリッターとカナードを追加し、フロントのダウンフォースが増加。これにより前後バランスを取る上でリヤウイングの角度をさらに立てることが可能となり、空気密度の薄いコースでも一層のダウンフォース量を獲得できる見込みとなっている。

 またニック・ロビンソンの弟で、同じくアキュラR&Dのエンジニアであるジェームス・ロビンソンは、昨季総合9位に入りハイブリッドでのレコードタイムを樹立したモデファイドNSXで再びタイムアタック1クラスにエントリー。

 このマシンも巨大なスプリッターとウイングが追加され、さらなる軽量化も実施。高度が上昇するのに伴う出力低下を補うためターボチャージャーも大型化され、エンジンとスポーツハイブリッドのシステムプログラムもPPIHCに特化した専用セッティングとなっている。

昨季のエキシビジョンクラス優勝車『TLX A-Spec』は空力改善、軽量化、マッピング最適化などを実施
PWCのトップカテゴリーでGT3勢と勝負を繰り広げた『TLX GT』は、ピーター・カニンガムが引き続きステアリングを握る
市販ベースのTA1型NSXはジェームス・ロビンソンのドライブでタイムアタック1クラスにエントリーする

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