「開幕戦では、チームのメンバー全員がストックカーへの迅速な適応力に驚いたんだ」と、チーム代表を務めるウイリアム・ルーベ。
「そのフェリペをふたたびチームに迎えることができて本当に光栄だよ。今回は総勢6台のマシンでミリオン・レースに挑むことになるが、すべてのドライバーに賞金獲得のチャンスがある。フェリペの参戦は高額賞金以上に、全員のモチベーションになることだろう」
シムド・レーシングは2016年にもこのミリオン・レースを制しており、そのときの勝者フェリペ・フラーガは、21歳で史上最年少のストックカー・チャンピオンに輝いている。
一方、もうひとりの強力なゲストとして参戦が決まった28歳のアグスティン・カナピノは、隣国アルゼンチンのスーパーTC2000シリーズで2度の王座獲得経験を持ち、2016年にはシボレー・ワークスのYPFクルーズをドライブしてタイトルを勝ち獲っている。
また、同じくアルゼンチンのTOP RACE V6でもチャンピオンとなり、通算11のタイトル、78勝、163の表彰台と79のポールポジションを獲得した、文字通りアルゼンチンを代表するツーリングカーの名手でもある。
「僕にとってシムド・シボレー・レーシングの一員としてストックカー・ブラジルに参戦できるなんて、本当に光栄なことだ。シリーズで最も重要な1戦に招待してもらったからには、できうる限りの準備をして挑みたいと思っている」とカナピノ。
「このチャンピオンシップは1秒以内に30台以上がひしめくとてつもなくハイレベルなツーリングカー選手権だ。高額賞金とも合わせて注目度も高いだろうし、アルゼンチンで培った技術をフルに活用して、シムド・シボレー・レーシングを良いリザルトに押し上げたい」
そのほか、王者ダニエル・セラやシリーズのレギュラー陣であるルーベンス・バリチェロ、リカルド・ゾンタ、アントニオ・ピッツォニア、ルーカス・ディ・グラッシ、ネルソン・ピケJr.らに加えて、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタの参戦も決まっている。


