「正直なところ、ガレージで初めてマシンに乗り込んだ時にはペダルボックスのない足元の空間が奇妙に感じた。『これはおかしい!』とね。しかし、新しいシステムは僕に適していると言わざるを得ない」
多くのラップを重ねたザナルディはテスト開始当初こそ慣れないシステムに戸惑ったというが、新たな装備の有用性を評価している。
「僕が慣れているものと、システムもクルマもまったく違った」
「2年近くレーシングマシンに乗っていないことに加えてM4 DTMは初めて乗るクルマなので多くのラップを重ねた。(他のドライバーと比べて)タイムは速くはないだろうが、以前のブレーキシステムではこれほどまでの距離を走れなかったはずだ」
2週間後に迫ったレースが自身にとってビッグイベントになるだろうと語ったレジェンドは、厳しい戦いを予想しながらも初めてのDTM参戦を楽しみにしている様子だ。
「今回のイベントは僕のキャリアのなかでも、もっとも難しい仕事のひとつになるだろう。DTMは現在、世界でもっとも激しいレースが行なわれているシリーズであり、僕はF1よりも優れているとさえ考えている」
「それだけにタフなレースになることが予想されるが、同時にとても面白くもあるだろう」
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