ステージ2も前半はカイル・ブッシュが首位争いを展開。中盤のコーションで給油タイミングをずらしたトゥルーエクス・Jr.が2位、スアレツが3位、エリック・ジョーンズが4位と上位に浮上しましたが、エリック・ジョーンズはふたたびスピン。
ステージ2の後半はトゥルーエクス・Jr.が首位での走行を続けましたが、あと1周というところで痛恨の燃料切れ。ステージ終了前にクローズされ、本来入れないピットへ向かったトゥルーエクス・Jr.は、ペナルティを受けることに。ステージ2もカイル・ブッシュが2位で終えることとなりました。
このペナルティでトゥルーエクス・Jr.は一旦周回遅れとなりましたが、ステージ3が始まって7周ほどでクラッシュ車両によりイエローコーションが出され、“ラッキー・ドッグ”(コーション発生時に周回遅れの最上位車両が1周取り戻せる救済措置)を獲得して首位と同一周回に復帰しました。
残り57周での再スタートとなりましたが、これは無給油では走り切れない距離なため、各チーム戦略が分かれました。カイル・ブッシュとハムリンはピットに入らず、3位、9位。エリック・ジョーンズやスアレツ、トゥルーエクス・Jr.はピットへ向かい、後方からの追い上げに。
その後はイエローコーションが出ず、残りが30周を切ったあたりからグリーンフラッグ下でのピットイン開始。カイル・ブッシュやハムリンらに続き、残り20周を切るあたりでトゥルーエクス・Jr.、エリック・ジョーンズ、スアレツもピットへ。
残り11周で全車がピットを終え、この時点でカイル・ブッシュは4位、ハムリンが9位。上位勢はそれぞれ大きく離れており、逆転のためにさらなるイエローコーションの発生が期待されましたが、最後までコーションは出されず、カイル・ブッシュが3位、ハムリンが8位でともにトップ10フィニッシュ。
スアレツは最後尾スタートから11位、エリック・ジョーンズは2度のスピンから追い上げ13位、トゥルーエクス・Jr.は14位でレースを終えることとなりました。
次戦第24戦は8月18日(土)、米国南部テネシー州ブリストルのブリストル・モーター・スピードウェイで行われます。
ドライバー カイル・ブッシュ
「今日は勝つべきドライバーが最後に勝ったということです。我々はかなり近い所まで行きましたが、僅かに及びませんでした。全体的に見れば我々にとっては良い一日だったと思います。我々のトヨタ・カムリは好調でしたし、ベストを尽くしました」