NASCAR XFINITY SERIES
第21戦 Rock N Roll Tequila 170
開催日:8月11日

首位猛追のクリストファー・ベルが惜しくも接触
トヨタ勢はトップ10フィニッシュならず

 8月11日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第21戦『Rock N Roll Tequila 170』が米国北部オハイオ州レキシントンのロードコース、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで開催されました。
 
 ミド・オハイオでのNASCARレースは、エクスフィニティ・シリーズでのみ開催されており、初開催の2013年以来今年で6回目となります。この週末、カップ・シリーズとトラック・シリーズはミシガンのオーバルで行われていますが、エクスフィニティのみ、前戦ワトキンス・グレンに続き2週連続でのロードコース戦です。

NASCAR XFINITY SERIES 第21戦 Rock N Roll Tequila 170
NASCAR XFINITY SERIES
第21戦 Rock N Roll Tequila 170

 11日(土)午後3時9分、1周2.258マイルのロードコースを20周、20周、35周の3ステージ合計75周(169.35マイル:約270km)して競われる決勝レースがスタート。
 
 21歳のブランドン・ジョーンズが3番手グリッドからスタートを切りましたが、10周目にスピン。36位へと大きく後退。トヨタ勢はステージ1終盤、ステージ2でのスタートポジションを考慮しピットイン。ステージ2は上位勢がピットインしたことでシリーズレギュラーのクリストファー・ベルが4位、今季3戦目の出場となる20歳のカイル・ベンジャミンが8位で再スタート。
 
 ブランドン・ジョーンズはこのステージ間のコーションで“ラッキー・ドッグ”を獲得し、首位と同一周回に復帰しましたが、ステージ2終盤にふたたびスピン。ステージ2はベルが3位、ベンジャミンは12位で終えました。
 
 ステージ3は、ピット戦略の違いにより5位からスタートを切ったベルがポジションアップ。50周目過ぎには2位へと浮上しました。この時点で、首位との差は5秒近くありましたが、60周目にスピン車両によりイエローコーション。
 
 これでマージンはなくなり、ベルの逆転が期待されましたが、再スタート直後、2位争いのバトルの中でベルは他車から接触されてスピン。24位まで後退を余儀なくされてしまいました。
 
 レースはその後もう一回のイエローコーションにより、残り6周でのレースとなり、追い上げたベルがトヨタ勢最上位の11位でフィニッシュ。ベンジャミンが13位でレースを終えました。
 
 ベルは5戦ぶりにトップ10フィニッシュを逃すこととなりましたが、2位に17ポイント差をつけてのランキング首位をキープしています。

 次戦第22戦は8月17日(金)、ブリストル・モーター・スピードウェイで行われます。

一時は首位を追うも、接触で後退を余儀なくされ、11位に終わった#20 クリストファー・ベル
一時は首位を追うも、接触で後退を余儀なくされ、11位に終わった#20 クリストファー・ベル

ドライバー クリストファー・ベル

「この2週間、ロードコースのレースでよくやってくれたチームを誇りに思います。今日は望んでいた結果は得られませんでしたが、ハードワークで支えてくれているチームのために走るのは光栄ですし、とても感謝しています」

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