NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第15戦 Corrigan Oil 200
開催日:8月11日
21番手スタートのブレット・モフィットが
チェッカー目前の劇的な大逆転で今季4勝目!
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第15戦『Corrigan Oil 200』が8月11日(土)にミシガン・インターナショナル・スピードウェイで開催されました。
年間23戦で行われているトラック・シリーズは、終盤の7戦でプレーオフを戦うため、プレーオフ前のレギュラーシーズンは、今大会と次戦のブリストルの2戦のみとなります。
8人が進出できるプレーオフ、トヨタ勢はここまでに3勝を挙げているブレット・モフィットと、1勝を挙げたノア・グラッグソンの2名が既に進出確定。今季途中で18歳になったばかりながら第10戦で2位に入るなど活躍を見せている、トッド・ギリランドが初優勝を果たしてプレーオフ進出を果たすかに注目が集まりました。
11日(土)午後1時11分に2マイルオーバルを20周、20周、60周の3ステージ合計100周(200マイル:約320km)して競われる位決勝レースがスタート。初めて走るミシガンながら、予選で2番手につけ、4戦連続となる最前列グリッドからスタートを切ったギリランドと、3番手スタートのグラッグソンが序盤から首位争いを展開。
ステージ1はギリランドが3位、グラッグソンが4位となりました。一昨年、自身キャリア初勝利をここミシガンで挙げたブレット・モフィットは、21番手スタートから徐々にポジションを上げ、ステージ2前のコーションでピットに入らず首位に浮上。
その後、ステージ2はイエローコーションが多発する展開となり、ピット戦略もさまざまに分かれるなか、モフィットが3位、グラッグソンが4位、ギリランドが8位。
ピット戦略の違いにより、ステージ3はピットインしなかったグラッグソンが首位、ギリランドが4位、モフィットはピットへ向かい14位で再スタート。
ステージ3の前半はイエローコーションが出ないまま推移したため、グラッグソン、ギリランドらが70周を過ぎたあたりでグリーンフラッグ下でピットに向かいましたが、まだモフィットらが入っていなかった78周目にクラッシュ車両によりイエローコーション。
グラッグソンとギリランドはピットに向かわず、最後までそのまま走り切る作戦とし1位、2位へ。2本タイヤ交換でポジションを上げたモフィットが3位。その後には、4本交換したライバル勢が続くという状況で、残り17周での再スタートが切られました。
ギリランドがグラッグソンをかわし、首位に立つも、3周でタイヤの新しいライバル勢の先行を許し後退。モフィットが首位の車両を追い、最後は2台のバトルに。
2位のモフィットは、ファイナルラップの最終コーナーでインに飛びこむと、2台はほぼ並んだままフィニッシュラインへ。僅かに前に出ていたモフィットが、0.025秒という僅差でこの勝負を制し、今季4勝目を挙げました。
グラッグソンは4位、ギリランドが5位でチェッカーを受け、トヨタ・タンドラは3台がトップ5フィニッシュを果たしました。
次戦第16戦は8月16日(木)にブリストル・モーター・スピードウェイで開催されます。
ドライバー ブレット・モフィット
「この小さなチームとともに、今季4度もビクトリーレーンに上れるなんて、驚くべきことです。今年、私は本当に良いクルマでレースを戦えており、このチームと戦えることを光栄に思っています。今日もプレーオフポイントを稼げましたし、良い手応えを得ているので、この勢いをプレーオフにも活かして行きます」