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海外レース他 ニュース

投稿日: 2018.09.14 19:26
更新日: 2018.09.14 19:28

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018年第26戦インディアナポリス レースレポート

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海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018年第26戦インディアナポリス レースレポート

 ステージ2は、序盤からアクシデントによるコーションが連発。残り周回を見据えての様々な戦略により、順位が入れ替わりました。

 ステージ2の後半は一転グリーンのままの展開となり、終盤上位勢はグリーンフラッグ下でピットイン。ここでカイル・ブッシュがペナルティを受け、ポジションを落とすこととなってしまいましたが、ライバルもステージ2をトップ10圏内でフィニッシュしなかったことで、カイル・ブッシュはこの時点で2018年のレギュラーシーズンチャンピオンを確定しました。

 ステージ3はステージ間にピットインしなかったハムリンが3位で再スタートを切り、首位争いを展開。前半はイエローコーションが出なかったため、グリーンフラッグ下でのピットとなり、ハムリンらは給油すれば最後まで走り切れる、残り35周あたりでピットイン。

 その後、コーションを待ってピットを我慢したライバル勢も次々にピットへ向かい、全車がピットインした143周目にハムリンが首位に立ちました。

 その直後に、コース上の異物によりイエローコーション。上位勢はピットインせず、ハムリンは首位をキープしたまま再スタート。そのまま逃げ切って今季初優勝かと思われましたが、残り7周というところでクラッシュ車両によりイエローコーションが出され、築いたマージンは帳消しに。

 残り3周での再スタートをハムリンは上手く決めたものの、タイヤの新しいライバルの猛追を受け、接触しながらのサイド・バイ・サイドの末に残り1周半で先行を許すことに。ハムリンはエリック・ジョーンズにもかわされ3位でフィニッシュ。エリック・ジョーンズがトヨタ勢最上位の2位フィニッシュとなりました。

 ステージ3序盤には突然のタイヤパンクに見舞われ一時は周回遅れになりながらも追い上げたカイル・ブッシュは8位フィニッシュ。これでレギュラーシーズンは終了し、トヨタ勢は、カイル・ブッシュとマーティン・トゥルーエクス・Jr.、デニー・ハムリン、そしてフル参戦2年目にして初のプレーオフ出場となったエリック・ジョーンズの4名がタイトルを争います。
 
 この4人を含む、プレーオフ進出の16名はポイントを2000点にリセット。これにレギュラーシーズン中に稼いだ“プレーオフ・ポイント”(優勝で5点、ステージウィンで1点)を加えて戦い、まず10戦中最初の3戦で12名へと絞られることになります。レギュラーシーズンのチャンピオンとなったカイル・ブッシュは、これまでに獲得したプレーオフ・ポイントに加え、レギュラーシーズンチャンピオンのボーナス15点を獲得。2050点のランキング首位でプレーオフに臨みます。

 いよいよプレーオフに突入する次戦第27戦は9月16日(日)、米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで行われます。

ドライバー エリック・ジョーンズ

「力強いレースが戦えた一日でした。プレーオフに入ってもこの強さが発揮できることを願っていますし、そうでなかったときも、辛抱強く今日のようなレースが戦えるように頑張ります」

ドライバー カイル・ブッシュ

「レギュラーシーズンタイトル獲得は、チーム全員がシーズンを通して全力で戦ってくれた結果です。特に今日は本当に厳しいレースでした。今日のレースは望み通りには行きませんでしたが、結果的には、レギュラーシーズンのタイトルとボーナスポイントを獲得できたので良かったです」


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