レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

海外レース他 ニュース

投稿日: 2016.08.31 14:12
更新日: 2018.04.24 23:36

TOYOTA GAZOO Racing NASCAR ミシガン レースレポート

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing NASCAR ミシガン レースレポート

2016年8月30日
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部

NASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦ミシガン

2台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュ

 今季2度目の開催となったミシガンのハイスピードオーバルで“トヨタ カムリ”勢はハンドリングに苦しみ、カール・エドワーズが7位、デニー・ハムリンが9位フィニッシュ。ロードアメリカで今季3度目のロードコース戦が行われたエクスフィニティ・シリーズではダニエル・サレスが4位に入った。ミシガンのキャンピング・ワールド・トラック・シリーズでは、“トヨタ タンドラ”同士の最終周バトルを制したブレット・モフィットがキャリア初勝利を挙げた。

 8月28日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦『Pure Michigan 400』が開催された。1周2マイルのミシガンではトヨタは過去5勝。うちデニー・ハムリンが2勝、カイル・ブッシュが1勝を挙げ、昨年夏はマット・ケンゼスが勝利。ケンゼスはトヨタ移籍以前にも2勝を挙げている。

NASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦ミシガン
NASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦ミシガン

 ミシガンは予選での平均周回速度が時速200マイル(320km/h)を超える、NASCARでも最速のコースのひとつ。コース幅が広く、ラインの自由度も高いため、3ワイド、4ワイドでの大迫力の超高速バトルが展開される。今大会はカイル・ブッシュにとって、“トヨタ カムリ”でのカップ・シリーズ出場300戦目という記念すべきレースとなった。

 28日(日)午後2時18分に2マイルオーバルを200周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。トヨタ勢では予選最上位のハムリンが3番手からトップ5圏内をキープ。14番手スタートのマーティン・トゥルーエクス・Jr.が好調にポジションを上げていく一方、9番手スタートのエドワーズはハンドリングの不調に苦しみ、ポジションを落としてしまった。

 26周目、16番手スタートからじりじり順位を上げ、最初のコンペティション・コーション(決勝前に路面状況が変わった場合等の確認のため、事前告知によって出される徐行周回)時のピットで2つポジションアップ、10位で再スタートを切ったカイル・ブッシュが3ワイドバトルの中で単独スピン。ストレートイン側のグラスエリアにコースオフ。幸いにもどこにも接触はしなかったが、タイヤ交換のためにピットインを強いられ、周回遅れの39位へと大きく後退。

 カイル・ブッシュは“ラッキー・ドッグ”(コーション発生時に周回遅れ最上位の車両が1周分取り戻せる救済措置)を獲得すべくコーション発生を待ったが、その後はコーションが出ないまま90周という長いグリーンフラッグランに。2度のグリーンフラッグピットを経る中で次々に周回遅れが発生し、カイル・ブッシュは“ラッキー・ドッグ”獲得のチャンスを失ってしまった。

 トヨタ勢はハンドリングに苦しむ車両が多い中、唯一好調なペースで順位を上げていったトゥルーエクス・Jr.は、57周目についに首位に浮上。しかし、64周目にグリーンフラッグピットを行った際に、交換したタイヤのナットを締める前にジャッキが落ちてしまうアクシデント。これで車体にもダメージが及び、上位争いから脱落してしまった。

 後半戦もコーションが出ない展開が続き、全車が最後まで走り切れるだけのグリーンフラッグピットを終えた187周目にこの日4度目のイエローコーション。レース中の調整でハンドリング不調を解消していったエドワーズは、このコーションでピットインしない作戦を採り、ポジションアップ。最後の9周をトップ10圏内で争い、トヨタ勢最上位の7位でチェッカーを受けた。

 レースの大半をトップ10圏内で走り続けたハムリンは9位。ケンゼスが13位。カイル・ブッシュは結局周回遅れを脱せず19位。トゥルーエクス・Jrは20位に終わった。次戦第25戦は9月4日(日)、米国南東部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで行われる。

NASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦ミシガン カール・エドワーズ
NASCARスプリント・カップ・シリーズ第24戦ミシガン カール・エドワーズ

ドライバー カール・エドワーズ:

「今日はずっとハンドリングに苦しんだ。クルーチーフは素晴らしい仕事をしてくれて、最後は良くなったが、もう少し上位フィニッシュ出来たはずで、残念だ。チームメイトとも話し合って上位争いに復帰するために努力する必要がある」

■NASCAR第24戦ミシガン レースハイライト


関連のニュース