この間、審議を待つパドックではレース進行に伴いパルクフェルメイン、暫定表彰式とスケジュールが進行していた。しかし、ここでも事件が勃発。マクローリンのフォードに並んでマシンを進めたSVGは運転席ギリギリに寄せて駐車し、ライバルがマシンから降りられないほどの間隔でストップ。レース後記者会見で舌戦を繰り広げる事態に発展する。

「それほど近いとは思っていなかった。勝って興奮していたし、ファンの声援に応えるためルーフに上がることしか考えていなかったんだ。残念だし、謝りたい」とSVG。

「彼らは2番手が精一杯だろうし、明日は間違いなく僕がレースで勝つことになる」とマクローリン。

 その言葉どおり、リベンジに燃えたマクローリンは日曜のレース2で首位を快走。終盤にはRBRAの現王者ジェイミー・ウインカップに執拗なアタックを受け続け、あらゆるディフェンス方法を駆使して応戦する状況となるも、首位を堅持。

 その後方3番手には、最初のピットストップで車高調整を行いポジションを落としていたSVGが猛チャージで迫ってきたこともあり、RBRAはチームオーダーを発令しウインカップは12秒後方の僚友にポジションを譲ることに。

 これでプレッシャーから解放されたマクローリンが復讐のトップチェッカー。前日2ポイント差だった選手権リードを14点にまで拡大し、初タイトルを懸け最終戦に臨むこととなった。

「今日のレースは本当に大変だった。僕らは昨日の仕打ちに応えなくてはならなかったし、実際こうして勝ったことでやり遂げたんだ」と、満足げに語ったマクローリン。

「彼らがチームオーダーを発令することを願っていたし、実際にそうなって少し安心した。それで解放されたからね。もし僕らが逆の立場でも同じことをしたと思う」

 一方、前日のパルクフェルメで“キワドイ駐車”を披露した2位SVGは「地元のニュージーランドでこれほどのブーイングを受けたのは初めて」だと明かした。

「誰もがソーシャルメディアの炎上は最悪だと教えてくれていたが、それを初体験した。それでも夜の間は(それらに)目を通すことなくベッドで休み、コースに来てからは誰もが僕とスコッティ(マクローリン)を応援してくれる姿を見て安心した」

 2018年のVASCシリーズは、11月24~25日の第16戦ニューキャッスル500でいよいよシーズンフィナーレとなり、タイトル決定の天王山を迎える。

R2終盤、激しいサイド・バイ・サイドのバトルを展開したスコット・マクローリンとジェイミー・ウインカップ
最終周にRBRAがポジション入れ替えのオーダーを発令し、マクローリンが選手権リードを拡大する勝利を獲得
昨季、耐久カップでの勝利を提げ華々しくデビューしたリッチー・スタナウェイだが、契約の残る来季去就すら危ぶまれる事態に
R2のウインカップの貢献により、チームチャンピオンシップはRBRAが獲得した

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