オーストラリア・スーパーカー・シリーズで最大のイベントである『バサースト1000』に向けて、ニッサン・モータースポーツは今季のワイルドカード枠のサポートを決定。5台目のニッサン・アルティマを走らせると同時に、そのドライバーペアにシモーナ・デ・シルベストロとレニー・グレイシーを起用すると発表した。
昨年も同じペアリングでプロドライブ・レーシングのフォード・ファルコンをドライブしたふたりは、今年10月に開催されるバサーストの名物トラック、マウント・パノラマに再び戻ってくることが決まった。
5台目のファクトリーマシンを走らせることを決めたニッサン・モータースポーツのチーム共同オーナー兼ドライバーであるトッド・ケリーは、このバサースト1000に向けてチームを拡張する挑戦を楽しみにしているとコメントした。
「今年のバサーストで5台目のアルティマを走らせることができるなんて、本当にエキサイティングだ。僕らがワイルドカード枠を利用できると聞いた時、すぐにそのチャンスに飛びついたよ!」
「バサーストでワイルドカード枠をオペレートすることがどんなものかを熟知しているし、過去に何度も経験してきた。僕らはそこでいい仕事ができるはずだと自信を持っている」
同時にケリーは、シモーナとレニーがそのポテンシャルをフルに発揮する場として、ニッサン・モータースポーツは最適のチームだろう、とも付け加えた。
「今年最大のイベントに向けて、シモーナの加入は“ブースト”みたいなものだ。シモーナの国際的な経験がチームに注入されることは素晴らしいし、僕らはこのシリーズでのあらゆる経験値を持っている」
「レニーはもう何年もこの手のマシンをドライブしているけれど、シモーナがすぐにジャンプアップして、先頭争いをすることはそれほど簡単な話じゃない。でもこのペアは2年目になるし、とにかく週末を通じていい仕事をすることだね」