この決断により、昨季はSTCCでエースを務めたエクブロムはそのレーシングキャリアを終える公算が高まり、大ベテランは自身が運営する運輸業に本腰を入れる考えであることを表明した。

「僕はこの新しい生活が気に入っているし、もう(シリーズを追って)あちこちに旅をする生活は終わりにする時期なのかもしれないね」と、地元紙NA(Nerikes Allehanda)の取材に答えたエクブロム。

 今年で48歳になるエクブロムはF3000やインディカーで活動したのち、1998年にSTCCへ参戦。その初年度に見事ドライバーズタイトルを獲得したが、そのときの所属チームこそ、このWCRだった。

「WCRがSTCCから離脱することはかなり前から聞かされていたし、僕はレースを離れてノーマルな仕事をスタートさせていて、それを心底楽しんでいた。ここまで何年にもわたって数々のレースカーをドライブしてきたしね」

 しかし、同時にエクブロムはレースキャリアの幕を完全に下ろしたわけではなく、2019年のSTCCやその他のカテゴリーに対してもオープンな状態であるとも付け加えた。

「もちろん、条件が正しいことを確認できてSTCCで勝つための環境が整っているのなら、その提案に“ノー”とは言わないと約束できる。しかし、現時点ではそうしたプログラムは見当たらないけどね」

 同じく2018年はWCRに所属したアンドレアス&ジェシカのバックマン兄妹は、2019年に向けそろって強豪ターゲット・コンペティションに移籍することを発表。TCRヨーロッパをメインプログラムに、ヒュンダイi30 N TCRをドライブすることが決まった。

「2018年は自分自身の期待値をはるかに上回る成果が手にできた。そのリザルトを得て、このチームに移籍できたことは本当にハッピーだし、2019年が楽しみだよ」と語るのは、TCR UKでランキング3位に入り、クロフト戦では勝利も挙げた兄のアンドレアス。

 一方、同じくUKシリーズではブランズハッチ戦で2位表彰台に上がりランク4位に続いた妹のジェシカも、「ドライバーとしてさらに成長できるチャンスに興奮している」と意気込みを語った。

「本格的なレースキャリアとなる2018年をスタートさせたときには、1年後にこうして強豪チームのシートを獲得できるなんて想像もしていなかった。しかもヨーロッパ・シリーズで最高レベルのドライバーたちと戦えるなんて夢のようだし、この成長機会を最大限に活かしたいと思っているわ」

WCRのダブルプログラムでSTCCとTCR UKの掛け持ち参戦となったアンドレアス兄妹
ふたりは新天地を求めターゲット・コンペティションに移籍。今季はTCRヨーロッパにエントリーする

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