一方、2017年シーズン半ばに起きたクラッシュの影響で長期の戦線離脱を余儀なくされ、2018年のWTCR日本ラウンドで415日ぶりに実戦復帰を果たしたモンテイロも、KCMGからの参戦が決定。18号車シビック・タイプR TCRをドライブして、シリーズ全戦に参戦する。

「KCMGやホンダとともに、こうしてフルタイムのレギュラードライバーとして復帰できることにとても興奮している。そして若く決断力のある速いチームメイトを迎えられたこともうれしい。彼がここまで素晴らしい実績を残してきたのを知っているからね」と、新体制に向けた意気込みと復帰参戦の喜びを語ったモンテイロ。

「KCMGはWTCR初参戦になるけれど、彼らが世界中のモータースポーツカテゴリーで築いてきた記録や、各国の耐久選手権やフォーミュラでみせた活躍を考えれば心配はいらないことがわかるだろう。それにツーリングカーでは圧倒的な経験を持っているし、チームは最初のイベントからコンペティティブだと思っているよ」

「改めて、去年の日本ラウンドでの復帰は本当に感動的な瞬間だった。怪我の療養期間中も、ホンダを始めWTCRやすべての関係者のサポートはとても素晴らしいものだった。大変な道のりだったけど、今はこれまで以上に強いモチベーションに満ちているし、怪我で奪われた2017年のタイトルを取り戻すべく、全力を尽くすつもりだ」

 これで再編されたホンダ系チームの陣容が確定し、ベルギーのブーツェン・ジニヨン・レーシングは初年度限りでWTCRから撤退。ミュニッヒ・モータースポーツはすでにアナウンスを済ませたとおり、エステバン・グエリエリ、ネストール・ジロラミのアルゼンチン・ペアでシリーズを戦うことになった。

2017年WTCC最終年のテスト時に大クラッシュを喫し、怪我の療養を続けてきたティアゴ・モンテイロ
そのモンテイロが復帰初戦に選んだのが、昨季のWTCR日本ラウンドだった
これで2019年WTCRにも4台のFK8ホンダ・シビック・タイプR TCRが参戦することになる

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