モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第2戦アトランタ
M.トゥルーエクス・Jr.が僅差の2位
エクスフィニティでトヨタ・スープラ初優勝!
トラックではカイル・ブッシュが新記録樹立

 NASCAR第2戦はアトランタが舞台。カップ・シリーズではマーティン・トゥルーエクス・Jr.が終盤猛追を見せ、僅かコンマ2秒差の2位フィニッシュ。
 
 エクスフィニティ・シリーズではクリストファー・ベルが圧倒的な強さを見せトヨタ・スープラに初優勝をもたらすと、ともにトヨタのシリーズ150勝目を挙げました。トラック・シリーズではスポット参戦のカイル・ブッシュがシリーズ通算52勝目を挙げ、シリーズの最多勝利記録を塗り替えました。

Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第2戦 Folds of Honor QuikTrip 500
開催日:2月24日

M.トゥルーエクス・Jr.が僅差の2位
トヨタ・カムリは3台がトップ10フィニッシュ

 2月24日(日)、アメリカ南東部ジョージア州ハンプトンのアトランタ・モーター・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第2戦『Folds of Honor QuikTrip 500』が開催されました。

 前週、伝統のデイトナ500で開幕したNASCAR2019年シーズン。開幕戦はトヨタ・カムリのトップ3独占という好結果で終えました。第2戦の舞台はアトランタ。ドラフティング(複数台での隊列走行)でのポジション取りや“ビッグ・ワン”(超高速での多重クラッシュ)に巻き込まれるなど、実力以外の要素も時に働くデイトナに比して、アトランタはNASCARシリーズでもっとも多く使用されている1周1.5マイル(アトランタは1.54マイル)コースであり、2019年シーズンの戦いへ向け、各チームやドライバー、メーカーの真の実力を測るという点でも注目の一戦となりました。

 ダブルヘッダーでエクスフィニティとトラック・シリーズが行われた前日23日(土)はすっきりしない曇天でしたが、24日(日)は一転晴れ渡り、レース日和となった空の下で、午後2時18分、1.54マイルオーバルを85周、85周、155周の3ステージ合計325周(500マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタートしました。
 
 前戦デイトナ500で勝利を挙げ、プレーオフ進出を決めているデニー・ハムリンが予選でトヨタ勢最上位2列目4番手につけ、4ワイド、時に5ワイドになる激しいバトルの中で3位へとポジションアップ。9番手スタートのマーティン・トゥルーエクス・Jr.も着実に上位を走行。

 一方、今大会が記念すべき、カップ・シリーズ出場500戦目となるカイル・ブッシュは、予選では6番手タイムをマークしていましたが、その後の練習走行中にクラッシュ。決勝レースはバックアップカーに乗り換えることとなり、そのためペナルティで最後尾へと後退してのスタートを強いられました。しかし、スタートからハイペースで前車をパスしていき、僅か10周ほどでトップ20圏内へと浮上。

 ステージ1はトゥルーエクス・Jr.が5位、ハムリンが8位。カイル・ブッシュは後半ハンドリングに苦しみ12位でステージ1を終えました。

終盤猛追を見せ僅差の2位でフィニッシュしたマーティン・トゥルーエクス・Jr.
終盤猛追を見せ僅差の2位でフィニッシュしたマーティン・トゥルーエクス・Jr.

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