「F1時代には、そのキャリア期間中に何度もオーストラリアを訪れた。比較的いい思い出ばかりだったと思う。この新鮮なS5000の開幕戦で、ふたたびオーストラリアに戻れるのを楽しみにしているよ」と、意気込みを語ったバリチェロ。

「史上最速のフォーミュラカーというS5000のコンセプトはとても興味深いものだ。マシンはとてもチャレンジングに見えるし、その歴史の最初の1ページで自分が役割を担えることを光栄に思う」

「(これまでのタスマンやフォーミュラ・サンダー5000などの流れを受け)オーストラリアで本格的なオープンホイールカテゴリーが復活するのは素晴らしいことだ。コクピットの背後に搭載される5リッターV8のサウンドと姿も最高だね」

「これまでサンダウンのサーキットには行ったことがなく、マシンを含めて多くのことを吸収しなくてはならないし、忙しい週末になるだろう。でもS5000のシリーズが始まるのにふさわしい場所、ふさわしいトラックのように感じる。最高の経験になるだろうね」

 シリーズマネージャーを務めるクリス・ラムデンは、そのスタイルから「レーサーの中のレーサー」であるバリチェロが、560馬力のフォーミュラカーをドライブする姿を心から楽しみにしている、とエールを送った。

「ルーベンスがメルボルンにカムバックし、サンダウン・レースウェイで戦う日を心待ちにしている。この近年は、オーストラリアの”V8スピリット”に敬意を表し、この国でトップレベルのシングルシーター・カテゴリーを再興することに集中してきた。その失われたフォーミュラにスポットライトの当たる日が間もなくやって来る」

「ルーベンスは、F1やインディカーを退いた後もゲームに留まっている。ストックカー・ブラジルでの活躍はこの国にも伝わっているし、我々のVASCヴァージン・オーストラリア・スーパーカーとは異なるものの、同じようにV8エンジンを搭載したシボレー・クルーズで戦い続けている」

「実際、先週末に開催されたカンポ・グランデでのレースでは勝利を挙げた。彼は本物のレーサーなんだ。それゆえに、S5000に挑戦するオーストラリアの若手有望株や、経験豊富なドライバーにとっても、自分自身のパフォーマンスを図る際、ルーベンスは最高のターゲットになるだろう」

8月第2週に開催されたSCB第6戦では、息子エドゥアルド君の戦略判断も活かして勝利を飾っている
次戦でのVASC復帰が決まったリッチー・スタナウェイも、身体テストにS5000マシンを活用した
すでにGRMのファクトリーには14台のリジェ・オンローク製シャシーが到着している

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