「このタイプのマシンで世界レベルのコンペティションに挑む場合、コースも含めて直面する可能性のあるさまざまな問題に対し、より多くの調査と準備が必要になるのは間違いない」と語ったヌービル。

「テストに数日、レースウイークも含めると(WRCから)1週間程度は離脱する必要がある。例えばニュルの週末では最初からセクター3で苦労した。セクター1と2ではつねに最速を争えたけど、続くセクター3でいつもコンマ1~2秒は失っていたんだ。WTCRでそんなレベルの走りは許されない。レギュラー勢と戦うためにはつねに最速を目指し、ドライビングを最適化するより多くの時間が必要だ」

 一方、ヌービルのTCRツーリングカー初挑戦の週末を現地で見守り、ドライビングやセットアップの指南役も務めた初代WTCR王者のガブリエル・タルキーニは、この才能豊かなベルギー人ドライバーの最高峰ツーリングカー・デビューに太鼓判を押した。

「すでにティエリーはWTCRでも中団で戦えるパフォーマンスを備えているよ」と、Touring car times.comの問いかけに応じたタルキーニ。

「TCRジャーマニーのドライバー陣も非常に優秀で、上位3~4名は間違いなくWTCRでも通用する。そこで勝利を挙げたんだから、ティエリーがWTCRで戦えない理由がないよ」と続けるタルキーニ。

「正直なところ、このニュルの週末で目の当たりにした適応力には驚くばかりだ。ウエットでは苦労したが、ドライになるとみるみる速さを増し、予選では文句なしの最速だ」

「週末を通じて彼のデータを見ていたが、ブレーキングポイント、旋回、ステアリングアングル、コーナーからの加速、そのどれもが完璧だった。レースでの賢さも披露し、セーフティカー明けのリスタートも完璧にこなした。まるで経験豊富なベテランを見ているようだったよ!」

 すでにタルキーニ自身も、ヒュンダイ・モータースポーツの現代表であり、JASモータースポーツ時代から旧知の仲でもあるアンドレア・アダモ(ホンダ・シビックWTCCのチーフデザイナー&開発ドライバーの間柄)に対し、2020年シーズンの早い時期でのヌービル参戦実現を進言したという。

「WRCのスペイン、カタルーニャさえこんなに広くないからね(笑)」と、サーキットを評したヌービル
2020年シーズンのWTCRに向け、ワイルドカード枠での参戦が実現するか?

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