一方、コートニーを迎え入れた若きチーム代表のウェブも、新施設完成の喜びとチャンピオンドライバーを起用できた安堵、双方の気持ちを明かした。

「僕たちは2017年8月に4500平方メートルのクイーンズランド州施設(ゴールドコースト)を完成させたばかりだが、シドニーの可能性を信じて、レース部門をすべてこちらに移すことを決断した。新たなファクトリーは、その稼働初日からVASCで戦える水準を満たしていると思うよ」と、自信をみせたウェブ。

「その新施設での新たな船出に際して、この地にゆかりのあるシリーズチャンピオンを迎え入れられたのは最高の出来事だった。今後数週間のうちに、ふたり目のドライバーやチーム体制を発表できるはずだ」

 すでにVASCシリーズは、10月11〜13日開催となるシーズン最大の祭典”バサースト1000″に向けマウント・パノラマでレースウイークに突入しているが、ライバル陣営にも多くの動きが出ており、コートニーが所属するWAUは北米アンドレッティ・コネクションを利用して、インディカーのスタードライバーであるアレクサンダー・ロッシとジェームス・ヒンチクリフをワイルドカード枠で起用。

 スペシャルカラーリングが施されたホールデン・コモドアZBを公開してすぐ実施された、ウィントン・レースウェイでの事前テストでは、2日目のセッションでロッシがターン4のウォールに激突し、リヤエンドの損傷によりテスト期間を1日残して早々に切り上げるハプニングも発生していた。

 また、今季からプライベーター・エントリーとなるニッサン・アルティマを走らせるケリー・レーシングは、VASCの技術部門に対して再度の空力性能調整を申請。これが認められたことで今季3度目のエアロ改訂が許可され、トランクリッドのガーニーフラップをさらに延長し、よりロードラッグな仕様でバサースト1000に望むこととなった。

 VASCは、例年シーズンカレンダー終盤付近でレース距離500マイル(約800km)を超えるラウンドに”エンデューロ・カップ”と称した別タイトルを設けており、チームはこのレースに向け各マシンごとにセカンドドライバーを登録。チャンピオンシップのかかった重要な局面で、協力するコドライバーのパフォーマンスやチーム総合力が試される、緊迫感ある試みを続けている。

 その2019年”エンデューロ・カップ”は、この週末のバサースト1000を開幕戦とし、10月25〜27日開催サンダウンでのゴールド・コースト600、そしてシーズン最終戦となる11月24〜26日のニューキャッスル500までの3戦で争われる。

V8経験者のヒンチクリフに対し、初のハコ車となるロッシはテストでクラッシュを喫していた
ケリー・レーシングのアルティマも”レトロ・リベリー”を発表。さらなる空力性能調整も受けることに
耐久カップ後半2戦で”KISS”カラーで戦うと発表したエレバスも、バサースト1000特別カラーで登場

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