コレアの両親は、息子の窮状に際して即座に手を打った。空路で彼をロンドンの病院に搬送して、両足を守るための複数回の大手術を受けさせたのだ。

 現在彼はマイアミの自宅に戻り、ケガの状態も快方に向かっている。しかし今後も、体の動きを取り戻すためのリハビリには長い期間を要するとみられる。『将来レースに復帰できるのか?』という問いに対して、コレアは必ず復帰を果たすという強い決意を口にした。

「僕は復帰できる。ただ、いつになるのかは予測できない」

「とても複雑なケガを負ったから、今後どういうことが起きるのかが分からないんだ。それによっては復帰が5カ月早まるかもしれないし、5カ月遅れるかもしれない」

「たとえ2年かかっても、僕は必ず復帰する。その気持ちは揺るがないよ」

 復帰への道のりにおいて、ファンやモータースポーツ関係者からは支援が続いている。しかし、コレアにとって最も大きななぐさめになったのは、ユベールの遺族からのメッセージだったという。

「息子を失ったわずか数週間後、ご両親が僕宛てのメッセージを病院に届けてくれたんだ。手術がうまくいくように祈っているという内容だった」

「とてもうれしかったし、僕にとってはこの応援が本当に励みになった」

2019年FIA-F2ポール・リカール戦で優勝したアントワーヌ・ユベール
2019年FIA-F2ポール・リカール戦で優勝したアントワーヌ・ユベール

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