一方でWTCRファンの期待を一身に背負ったグエリエリも、レース序盤まで表彰台スポットを確保する力走を見せたが、後方から執拗なプレッシャーを掛け続けていたドイツのGT4ドライバー、ティム・ハイネマン(フォルクスワーゲン・ゴルフGTI TCR)とのバトルに敗れ、残りわずか2周の時点でプッシングを受けワイドラン。

 このアクシデントが響いて最終的にトップ10圏外の11位までポジションを下げる痛恨の結果となるが、それでも2戦続けてWTCRレギュラー勢最上位の地位は確保。13位にシム出身の現WTCR王者ノルベルト・ミケリス(ヒュンダイi30 N TCR)、14位にマット・オモラ(ヒュンダイi30 N TCR)と、リアルレーサーたちも徐々に最新eスポーツでの競争力を改善しつつある結果となった。

「レース中は彼(ティム・ハイネマン)から何度もヒットされ、少し複雑な感情も抱えている」と、レース後にはその作法に少々の不満も表明したグエリエリ。

「もちろん、仮想空間で初の表彰台が目前だったわけだからね。それが突然、背後から大きな衝撃を喰らってマシンがグラスエリアに飛び出し、気がつけば11位でチェッカーをくぐることになった」

「でもこの経験は良かったよ。僕自身に対しても、この世界ではより高い集中力や注意を必要とすることを学べたからね。第2戦に向けても多くの準備を重ねてきたし、それも楽しかった」

「そして今はできるだけeレーサーたちに近づけるように努力しているし、その方法を懸命に探しているところだが、どうやらそれほど簡単な話じゃなさそうだね」

 この第2戦スロバキアリンクを経て、全4戦予定の『pre-season Esports WTCR』はバルディがランキング首位に浮上。レーナー、バーンキのトップシムレーサーふたりが追う展開となっている。

 続く第3戦は中国・寧波のインターナショナルサーキットが舞台となり、こちらもすでにタイムアタックを実施中。4月28日が予選最終日となり、5月4日に決勝の模様がライブストリーミングされる。

ティアゴ・モンテイロ、アッティラ・タッシのレギュラー勢は、R2でともにノーリザルトに終わった
2018年Esports WTCR王者でもあるRed Bull Racing Esportsのベンツェ・バーンキ(FK8ホンダ・シビック・タイプR TCR)がR2を制した

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