――GRスープラGT4の開発テストドライバーを務めるあなたですが、このプロジェクトやレース参戦を終えての感想を聞かせてください。
ロペス:僕、そしてチームにとっても初めてのプロジェクトでありプレッシャーもあったが、新たなカテゴリーそして新境地とあり、いくつかのハプニングもあったけど非常にエンジョイできたレースウィークだった。

ロペス:ニュルブルクリンクの(北コース)“ノルドシュライフェ”や、スパ・フランコルシャンなどでのテストでは多くの時間でドライブしていたが、GT4スープラGT4をレースでドライブをするのは初めてだった。だが、マシンの感触はとても良く、ドライブする楽しさを実感できたよ。世界中のサーキットを走っているけど、このラウジッツリンクは初めてで来る前から楽しみにしていたんだ。

――まさかあなたがGT4レースに出るとはファンの誰もが信じられず、とても大きなサプライズとなりましたね。
ロペス:僕自身にもビッグサプライズだったね! こんな素晴らしい機会を与えてくれたトヨタにはとても感謝しているよ。

ロペス:何人かのドライバー仲間には「GT4レースに出てどうするの?」と聞かれたけれど、僕にとってはカテゴリーやマシンを超えてチャレンジできる機会はいつもウェルカムで、例えLMP1であろうがGT4であろうが、そのチャレンジ精神はいつも同じだ。そのハードでプレッシャーを感じるチャレンジのなかで、自身がエンジョイできる状況に持って行くことが大事だと思っているよ。

2020年にスタートした新カテゴリー『DTMトロフィー』の第2戦ラウジッツリンクに参戦したGRスープラGT4
2020年にスタートした新カテゴリー『DTMトロフィー』の第2戦ラウジッツリンクに参戦したGRスープラGT4

――普段ドライブするLMP1とGT4では、ポテンシャルの差が非常に大きいと思いますが、そのギャップをどう受け止めていますか?
ロペス:ハハハ、いつものLMP1とGT4では比べ物にならない大きなギャップがあるけど、GRスープラGT4をドライブしてそれが物足りないと感じることはなく、その大きなギャップを逆に楽しんでいるし、GT4をドライブしていかに自分がそれに順応できるか、という点でも自分自身の課題でもあるね。

――昨年、A90スープラが世界で発売され、大きな話題となりましたね。あなたが感じるスープラとは?
ロペス:スープラは最新のA90に限らず、歴代すべてがスポーツカーのレジェンドともいえる存在だと考えている。開発テストドライバーという立場で、特にスープラのレーシングバージョンであるGT4とは向き合う時間が長く、この繊細な走り心地とパワフルなポテンシャルに走る喜びを実感しているよ。

ロペス:既にスープラというブランドは世界で確立されていて、認知度は抜群。このGT4マシンで世界中のドライバーが僕と同じようにレースを通して、さらにスープラの魅力を知って欲しいと願っているよ。

――あなたのプライベートカーもひょっとしてスープラですか?
ロペス:まだ所有はしていないんだけど、狙っているのは確かだよ。スープラをドライブする度に欲しくてたまらなくなっていて、近々手に入れたいと思っているよ。

 DTMトロフィーでは、ジェントルマンドライバーとも呼ばれるアマチュアのみならず、将来のレースキャリアを夢見る数多くの若手ドライバーが参戦しているだけに、世界トップドライバーのロペスとの競演はよい刺激になったのではないだろうか。

リング・レーシングのGRスープラGT4に乗り込むホセ-マリア・ロペス
リング・レーシングのGRスープラGT4に乗り込むホセ-マリア・ロペス
第2レースを8位で終えたホセ-マリア・ロペスのGRスープラGT4
第2レースを8位で終えたホセ-マリア・ロペスのGRスープラGT4

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