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投稿日: 2016.11.01 18:45

TOYOTA GAZOO Racing NASCARマーティンズビル レースレポート


海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing NASCARマーティンズビル レースレポート

2016年11月1日
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部

NASCARスプリント・カップ・シリーズ第33戦マーティンズビル

“チェイス”組3名が着実にトップ5フィニッシュ

 いよいよシリーズは残り4戦。“ペーパークリップ”マーティンズビルで行われた“チェイス”第3ラウンド初戦は、中盤までトヨタ勢が上位を支配。惜しくも優勝は逃したが、“チェイス”を争うデニー・ハムリン、マット・ケンゼス、カイル・ブッシュの3人が3-4-5位フィニッシュでランキングトップ4を維持した。

 トラック・シリーズも“チェイス”勢が上位をフィニッシュを果たし、ランキングトップ4のうち3台を占める結果となった。

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第33戦 Goody’s Fast Relief 500
開催日:10月30日

“チェイス”組3名が着実にトップ5フィニッシュ

 10月30日(日)、米国東部バージニア州マーティンズビルのマーティンズビル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第33戦「Goody’s Fast Relief 500」が開催された。

 シーズン終盤の10戦で上位ドライバーがタイトルを争うプレーオフ“チェイス”もいよいよ8名が最終戦へ向けての4枚の切符を争う第3ラウンドに入った。

 今大会からの3戦で、最終戦でタイトルを争う権利は8名から4名へと絞られる。この第3ラウンドに臨む8名の中には、トヨタドライバー4名が含まれており、最後のサバイバルに挑むこととなった。

 第3ラウンド“ラウンド・オブ・8”の最初の舞台はマーティンズビル。1周0.526マイル(約850m)とカップ・シリーズ戦が行われる中では最短で、2本のストレートをタイトなコーナーで結んだその形状から“ペーパークリップ”の愛称で知られ、70年近い歴史を持つ。ロードサーキットの短いストレートを2つのヘアピンで挟んだような、短い時間にフル加速とフルブレーキングを繰り返すタフなコースである。

 地元バージニア州出身、そしてショートオーバルが得意という事もあり、デニー・ハムリンがここマーティンズビルでは過去5勝。今年の春の大会ではカイル・ブッシュが勝利を挙げている。

レース中盤をトップ3で支配し、3-4-5位と着実に上位フィニッシュを果たしたデニー・ハムリン(#11)、マット・ケンゼス(#20)、カイル・ブッシュ(#18)
レース中盤をトップ3で支配し、3-4-5位と着実に上位フィニッシュを果たしたデニー・ハムリン(#11)、マット・ケンゼス(#20)、カイル・ブッシュ(#18)

 30日(日)午後1時18分に500周(263マイル:約420km)して競われる決勝レースがスタート。“チェイス”序盤に2勝を挙げながらも、第2ラウンドで惜しくも敗退となってしまったマーティン・トゥルーエクス・Jr.が2戦連続、今季5度目となるポールポジションから序盤を支配した。

 一方、7番手、8番手からスタートを切ったカール・エドワーズとデニー・ハムリンは序盤のピット時にスピード違反のペナルティを取られ後退。

 しかし、その後はじりじりと追い上げていき、中盤には上位争いに復帰。17番手スタートのケンゼス、9番手スタートのカイル・ブッシュが首位を争い、ここにハムリンが加わってトヨタ勢3台がトップ3を占める中盤戦となった。

 一方、トップ10圏内から更に上位を伺っていたエドワーズは357周目、突然のタイヤバーストに見舞われ壁に激しくクラッシュ。ダメージはサスペンションにまで及んでおり、ガレージでの長い修復を余儀なくされ、上位争いから脱落してしまった。

 このエドワーズのクラッシュ発生直前には、150周近くの長いグリーンランが続いており、列を組んでトップ3を独走するトヨタ勢は、3位以下を3秒以上引き離していた。しかし、最後となるグリーンフラッグ下でのピットインが始まった直後だったこともあり、順位は大混乱。

 順位を整理するための29周という長いコーションラップの末に、残り114周で、ハムリンが首位、カイル・ブッシュ2位、ケンゼス5位で再スタート。エドワーズも長いコーションに助けられてコーション中にコースへは復帰したが、23周遅れとなってしまった。

 再スタートでハムリンは首位をキープしたが、カイル・ブッシュはハンドリングの不調に見舞われ後退。ハムリンは“チェイス”を争うジミー・ジョンソン(シボレー)とのサイド・バイ・サイドでの首位争いを繰り広げるも、惜しくもライバルの先行を許し2位へ後退。

 その後、2-3-4位を走行していたハムリン、ケンゼス、カイル・ブッシュの3台は、“チェイス”からは脱落したもう一台にかわされるも、3-4-5位でフィニッシュ。3台ともに首位走行ボーナス、そしてケンゼスは最多リードラップボーナスも獲得し、“チェイス”争いでは、最終戦進出の条件となるトップ4につけて第3ラウンド初戦を終えることとなった。

 このレースでは“チェイス”ドライバーのジョンソンが勝利したため、最終戦への最初の席を確保。トヨタ勢4名による最終戦“チェイス”独占は叶わなくなったが、続く2戦で1台でも多くのトヨタ勢が最終戦へ残るべく戦いを続ける。

 次戦第34戦は11月6日(日)、米国南部テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで行われる。

ドライバー デニー・ハムリン:
「48号車(ジミー・ジョンソン:シボレー)とのバトルはとてもハードで、本当にタフなレースだった。我々は今日1-2-3位を占められる速さの“トヨタ・カムリ”を持っていた。それだけに勝てなかったのは残念だが、次の2戦も我々が得意とするコースで、春の大会でも強さを見せられているので、楽しみにしている。着実にトップ5フィニッシュを続けて行けば最終戦に繋げられるはずだ」

<チェイス・フォー・ザ・NASCARスプリント・カップ>
“チェイス”と略して称されることが多い。NASCARスプリント・カップ・シリーズの全36戦のうち、終盤の10戦でタイトルを競うプレーオフシステム。26戦が終わった時点で、シリーズ戦に勝利したドライバー(全レース出場、ランキング30位以内が条件)と、未勝利でランキング上位の計16名が“チェイス”に進出。

“チェイス”進出者のポイントはリセットされ、3戦ずつの3ラウンドを戦い、各ラウンドごとに未勝利のランキング下位4名が脱落しポイントはリセット。最終戦に残った4名のうち、最上位フィニッシュを果たしたドライバーがチャンピオンとなる。


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