「2021年も新たなチームで、彼らとのパートナーシップを継続できることをうれしく思う。マシアス家のチームに復帰し、モータースポーツに手厚い支援を続けるBR Distribuidoraのサポートを得られるのは、心からモチベーションを掻き立てる環境だ」と、BRとともにチーム移籍を果たしたカンポス。
「また幼なじみであり、ブラジルでもっとも重要なドライバーのひとりであるフェリペ・マッサと、国内最大のカテゴリーであるストックカーで一緒に戦えることを光栄に思うよ」
2017年には、このRマシアス・モータースポーツでポールポジションと優勝を記録し、ランキング3位に輝いたカンポスとともにシリーズフル参戦を決めたマッサは、20年間に及ぶ国際カテゴリーでのキャリアを経て、いよいよ地元でのチャンピオンシップ本格挑戦に望む。
「ブラジルに戻ってストックカーで競うことは、間違いなく本当にクールな出来事だ。兄弟と言えるフリオ・カンポスとチームを共有することは、僕にとって大きな喜びだよ」と、旧知のドライバーと組む喜びを語ったマッサ。
「この新しいチームとともに戦い、マシンをドライブする日が待ちきれないね。BR Distribuidoraからのサポートで、チームを成長させることに全力を傾けたい」と意気込みを語る。
F1時代はザウバー、フェラーリ、ウィリアムズで16シーズンを戦い、通算269戦で11勝を記録。F1引退後は電動シングルシーターのABBフォーミュラE選手権で2シーズンを過ごし、2018年には当時の強豪CIMED Racing(シムド・レーシング)から、高額賞金戦“ミリオン・レース”へゲスト参戦も果たしている。
2020年から車両規定が変更され、新たにTOYOTA GAZOO Racingブラジルが参入したSCBで、母国復帰のマッサがどんなドライビングを披露するか。トヨタ陣営に在籍するルーベンス・バリチェロやリカルド・ゾンタなど、F1卒業組の先輩ドライバーたちとの勝負にも注目が集まる。