「我々チームのたゆまぬ努力と関係者の多大なる尽力のおかげもあり、このスケジュールを発表できたことを誇りに思う。パーマネントのクラシックなレーストラックと、スリリングな市街地サーキットの融合は、完全にモダンなレーシングシリーズの姿を示していると思う」と続けるガヴォリ。
「多くのツーリングカーファンが存在する国々でレースを戦い、今も成長を続ける新興市場でもこのイベントを披露することで、ピュアETCRが多くの人々の目に触れ、新たなファンを獲得することになるだろう」
「マシンはこれまで製造されたどのツーリングカーよりも強力なパフォーマンスを秘め、革新的なノックアウト形式のフォーマットで争われる。ツーリングカーに期待される接近戦が披露されると確信しているし、電動レーサーのスリルを提供できる日が待ち遠しいね」
すでにヒュンダイ、アルファロメオ、そしてスペイン・セアトの高性能ブランド、クプラの参画が公式発表されているピュアETCRだが、そのうちリード車両として開発が進むヒュンダイ・ヴェロスターN ETCRがデイトナの有名な31度バンクを持つオーバルを初走行した。
「地球上に存在するもっとも印象的なトラックのひとつで、EVのヴェロスターN ETCRを走らせるのは本当にユニークな経験だったよ」と、北米で初のデモランを担当したファルファス。
「マシンはバンク内でも本当に速かったが、もちろんオーバル用に設計、最適化されておらず、スプリントの接近戦仕様だ。でも今日の僕らは、このETCR車両が高Gトラックでもうまく機能することを証明できた。この機会を与えてくれたIMSAとWSC、そしてヒュンダイ・モータースポーツに感謝している」

■Pure ETCR(ピュアETCR)2021年カレンダー
| Round | Date | Circuit |
|---|---|---|
| Rd.1 | 6月18-20日 | イタリア/バレルンガ |
| Rd.2 | 7月2-4日 | ベルギー/ゾルダー |
| Rd.3 | 7月9-11日 | スペイン/モーターランド・アラゴン |
| Rd.4 | 8月6-8日 | デンマーク/コペンハーゲン市街地 |
| Rd.5 | 10月15-17日 | 韓国/インジェ |
