しかしその後、ニキータ・マゼピン(ハイテック)がクラッシュしたため、レースはセーフティカー導入。リスタートは7周目となるが、ここで2番手につけていたダ・コスタがリスボアでセッテ・カマラをオーバーテイクし、首位を取り戻してみせた。

 ただレースはそのままは終わらない。今度は10周目、エンジン交換のペナルティで最後尾スタートとなっていたニック・キャシディ(セオドール・レーシング・バイ・プレマ)が山側のパイオールでクラッシュ。ふたたびセーフティカーが出動する。リスタートは13周目。表彰台をかけた激しい攻防が展開されていった。

 ここでセッテ・カマラをかわし2番手に浮上したのは、マカオ連覇中のロゼンクビスト。3連覇をかけて首位のダ・コスタを追うが、オーバーテイクポイントであるリスボアにイエローフラッグが出ていたこともあり、ダ・コスタがそのまま逃げ切り。ベテランが2012年以来のマカオ制覇を果たした。ダ・コスタはポルトガル人だが、このマカオはポルトガル領だったこともあり、表彰台は大いに盛り上がりをみせ、ダ・コスタは涙をみせた。

 2位はロゼンクビストで3連覇はならず。3位はセッテ・カマラ、そして0.668秒差で山下は表彰台に届かずの4位フィニッシュとなった。5位はアイロットとなっている。

 日本勢ではリスタートでポジションを上げた牧野任祐(TODA RACING)が14位。坪井翔(TEAM TOM’S)が16位という結果に。ヤン・マーデンボロー(B-MAX Racing Team)は20位でだった。佐々木大樹(B-MAX Racing Team)は下位の混戦のなかで最後はピットに戻り、レースを終えている。

4位でフィニッシュした山下健太
4位でフィニッシュした山下健太
牧野任祐(TODA RACING)と坪井翔(TEAM TOM'S)
牧野任祐(TODA RACING)と坪井翔(TEAM TOM’S)
ファンから受け取ったポルトガルのマフラータオルを掲げるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ
ファンから受け取ったポルトガルのマフラータオルを掲げるアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ

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