そのギャップは2周目突入で2秒にまで開いたものの、重たいアウディのドライブに慣れペースを取り戻したモスタートがジリジリと逆襲に転じる。

 7周目のマウンテン・セクション突入のターン4“ザ・カッティング”でアウトサイドから外壁にヒットしながらプジョーに追いすがると、最終の“マーレイズ・コーナー”で首位に躍り出る。

 その後も山頂から駆け下りる“コンロッド・ストレート”でのトウ合戦でもプジョーを抑え切ったモスタートは、キャメロンとタンダーを従えて第2戦に続くシーズン3勝目をマーク。

 午後のレース2も同様の展開でキャメロンを下し連勝を飾ると、日曜のレース3も制して週末を席巻し、初年度の2019年にゲストドライバーとして参戦したネストール・ジロラミ以来となる単一イベント完全制覇を達成した。

「今週末はとても楽しかった。うまくいけば、僕らはMPCとともに今年の残りのラウンドを戦うことができるはずだ。ここまで本当にいい感じだし、次のラウンドに向けてかなり盛り上がっているよ」と、第2戦を含め6戦5勝と波に乗るモスタートは、RSCと並行してのTCRフル参戦プログラム拡大に意欲を示した。

 一方、3ヒートすべてでモスタートとのバトルを繰り広げ、全戦で2位表彰台を得たキャメロンも、ポイントランキングで2位に浮上する結果となった。

「今週の僕らはとても接近していたね。ランク2位はチャンピオンシップを考えれば素晴らしい成果さ。いくつかのトラブルで今季は厳しいスタートを切ったが、GRMのメンバー全員の頑張りでここまでカムバックできた」とクルーを労ったキャメロン。

 続くTCRオーストラリア第4戦は、5月1~2日の週末にシドニー・モータースポーツパークで争われる。

3ヒートすべてでモスタートとのバトルを繰り広げ、全戦で2位表彰台を得たアーロン・キャメロン
モスタートの僚友として、初年度以来のMPCアウディをドライブしたガース・タンダー(左)も表彰台に

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