そのピュアETCRシリーズは、引き続き実施中のバレルンガ公式テストで、実際のレースウイークを模した初のレースシミュレーションを敢行。各陣営はプッシュ・トゥ・パスの運用と500kW(約680PS)のフルパワー・モードの使用を含む“バトルレース”の運用と充電の手順、24m幅のスターティング・ゲートやシリーズの心臓部を担う“エネルギーステーション”での、水素発電と急速チャージングシステムの『ステレステスト』を実施した。

 シリーズへのシステム供給を担うWilliams Advanced Engineering(ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング/WAE)やMAGELEC(マグエレック)社、Enel X(エネルX)社のエンジニアらが見守るなか、グッドイヤーが供給する“シングルスペック”のカットスリックを装着したマシンが、事前に検証されたプロセスどおりの“ランスルー”を無事に完了させた。

「スターティング・ゲートからリリースされ、激しいバトル・シミュレーションで絶えず追い越しをかける3メーカーのEVマシンを見るのは、非常に満足のいく瞬間だった。(開幕戦の)6月18~20日にここヴァレルンガに戻り、すべてが実際に起こるのが待ちきれない気分だね」と、上々のテストにご満悦のシリーズディレクター、ハビエル・ガヴォリ。

 2022年からFIA格式に昇格することも決定し、来季からは『FIA eTouring Car World Cup(FIA eツーリングカー・ワールドカップ)』として開催されるピュアETCRと並び、現状の内燃機関TCRシリーズ最高峰に位置付けられるWTCRは、2021年の第2戦として2年ぶり開催が予定されていた“WTCR Race of Portugal”のヴィラレアル市街地戦を再びキャンセルし、同6月26~27日の日程でポルトガルはエストリルでの代替開催をアナウンスしている。

アルファロメオに加え、クプラとヒュンダイ各陣営のドライバーたちが、この“模擬レース”に参加した
アルファロメオに加え、クプラとヒュンダイ各陣営のドライバーたちが、この“模擬レース”に参加した
2021年のWTCR第2戦として2年ぶり開催が予定されていたヴィラレアル市街地戦を再びキャンセルし、エストリルでの代替開催が発表された
2021年のWTCR第2戦として2年ぶり開催が予定されていたヴィラレアル市街地戦を再びキャンセルし、エストリルでの代替開催が発表された

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