「デイブ(ウィル・デイビソン)の前に出た後は、自分のソフトタイヤを守ることだけに集中したが、ラッキーなことにセーフティカーの助けも得て、リスタート後は意識してファステストラップを刻み、コントロールすることができたよ」とレース2を振り返ったSVGは、続くレース3でも同じくデイビソンを捉え、悠々とキャリア通算60勝目を手にした。

「正直、今日の僕のクルマはまるでロケットだ(笑)」と、笑顔を見せたSVG。「レッドブル・アンポル・レーシングのみんなには感謝しても仕切れないね。今週末はとても楽しいよ。僕はただプッシュに次ぐプッシュを続ければ、それで良いレースができる。この(改修された)トラックは、オーバーテイクしやすくレースに向いているね!」

 そして週末最終ヒートを迎えた日曜レース4は、ふたたび最前列から出たDJR艦隊がタイヤロックアップなどでダメージを負い序盤のストップを強いられると、SVGとモスタートによる一騎打ちの様相に。

 しかし終盤のターン9でまさかのブレーキングミスを犯したSVGは、自身もタイヤダメージからピット帰還を余儀なくされることに。これで敵の消えたモスタートが2台のシェルVパワーマスタングを従え週末2勝目。一方、キャメロン・ウォーターズ(ティックフォード・レーシング/フォード・マスタング)を追走していた5番手レイノルズも、ターン8で「左フロントに異変が生じ」コースオフを喫し、週末最多得点者の称号をこのヒート20位に終わったSVGに譲る結果となった。

 これでポイントスタンディング上でも、2番手パスカーレに対し144点ものリードを築いたSVGだが、続く第4戦『Bunnings Trade Perth SuperNight』は4月30~5月1日の週末に、同国西部パース近郊に位置するワネルー・レースウェイでナイトレースが争われる。

最終ヒートもアクシデントが相次ぐなか、マーク・ウインターボトム(チーム18/ホールデン・コモドアZB)らがトップ10に喰い込んだ
最終ヒートもアクシデントが相次ぐなか、マーク・ウインターボトム(チーム18/ホールデン・コモドアZB)らがトップ10に喰い込んだ
予選で速さを見せたDJR勢だが、タイヤの摩耗に苦しみレースペースは伸びず。「現状、出来ることはやり切った」
予選で速さを見せたDJR勢だが、タイヤの摩耗に苦しみレースペースは伸びず。「現状、出来ることはやり切った」
「まだやるべきことがいくつかあるが、今週末に2勝するのは素晴らしいこと」とモスタート
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