続くクォーターファイナルでも勢いを維持したマルタンは、セミファイナル1も制して順当にファイナルへと進出。その一方、同じ『Pool Furious』にいた前戦の“King of the Weekend”マティアス・エクストローム(クプラe-Racer)は、ヒョンデ・モータースポーツNから参戦のミケル・アズコナ(ヒョンデ・ヴェロスターN ETCR)との接触で5秒加算ペナルティを受け、同組スーパーファイナルのフロントロウを逃す事態となった。

 その大一番を前に開催された『Pool Fast』のスーパーファイナルは、クプラ、ヒョンデ、アルファロメオがそれぞれ2台づつ階層を分ける展開となり、タンベイがチームメイトのトム・ブロンクビスト(クプラe-Racer)を引き連れてクプラEKSがワン・ツー・フィニッシュを達成。そして迎えた週末最終ヒートの『Pool Furious』の決勝。

 ポール発進のマルタンは、フロントロウのアズコナ、3番手発進のエクストロームを抑えてホールショットを奪うと、後続のバトルに乗じてマージンを稼ぎ、ベルギー出身者が2秒近いギャップを築く展開に。4周勝負でアルファロメオを追走する集団は現れず、そのままマルタンがトップチェッカー。土曜から週末を席巻した男が初の“King of the Weekend”獲得を決めた。

「いくつかの問題があったが、チームは素晴らしい仕事をし、素晴らしい結果を得られた。ホームで勝つことはいつだって最高の気分だね」と、地元でシリーズ初勝利を飾った喜びを表したマルタン。

「僕の家族全員がここにいるし、金曜のトラブルの後でこうしてカムバック出来た。ホームレースで最高得点が獲得できて良かったし、チームやファン、家族や友人、そしてコースマーシャルの皆までもが応援してくれた」

「イタリアではまた素晴らしいことになるだろうね。ホームレースのここで優勝したんだから、今度はチームのために地元で勝利しなければならない。次(7月22~24日)のバレルンガにも、この勢いをもたらすことができれば良いね」

金曜のバッテリートラブルにより、走行機会を失っていたマルタンが、スーパーファイナル最前列からのスタートに
「これ以上、最高の週末の終えかたはない」と、逆境を跳ね除け初勝利を獲たマルタン
エイドリアン・タンベイ(クプラe-Racer)が新たな選手権リーダーとなり、エクストローム、マルタンが続くオーダーに

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