「我々TGRAとしては、TCR競技用のトヨタ車の開発とその後のホモロゲーション、製造、およびマーケティングにのみ責任を負っています。このように、我々は日本のGRカンパニーやTGRヨーロッパと協力して取り組んでいく計画です」

 この4月にもイタリアの小規模コンストラクターであるテクノドン・スポーツが開発した『フィアット・ティーポTCR』と同時に、ドイツ、イタリアでTCRホモロゲ取得プロセスに臨んでいた新型『トヨタ・カローラセダンGRスポーツTCR(仮称)』だが、すでに地域ホモロゲーションを持ち、一足先にグローバル公認取得を果たしたフィアットに遅れること約2カ月で、公認手続きが無事に完了したことが発表された。

 7月6日に発行された『TCR Technical Bulletin n.7』に従い、TCR認定車リストに追加されたカローラは、BoP(バランス・オブ・パフォーマンス/性能調整)測定の結果、バラストなしの1265kg(耐久レース時は1250kg)のレーシングウエイトに。トヨタ初の過給ダウンサイジングターボとして登場した2リッター直列4気筒エンジンの“8AR-FTS”型を搭載するエンジンは、ECU制御による出力で100%、最低地上高は80mmの割り当てとなった。

 一方、同じブルテンに記載された『フィアット・ティーポTCR』も、ミニマム・レーシング・ウエイトが10kg削減され、1265kgから1255kgに。最低地上高も80mmから70mmに減じる措置が採られた。

 将来的にはWTCR世界ツーリングカー・カップを頂点に、ヨーロッパ、アジア、そしてサウスアメリカなど各地域のリージョン選手権や、日本を含む各国のTCR認可シリーズに参戦するべくデリバリーが開始される計画の新型『トヨタ・カローラセダンGRスポーツTCR(仮称)』だが、前出のとおり本格販売に先立ち、盛り上がりを見せる創設2年目地元のリージョン選手権、TCRサウスアメリカの第6戦でレースデビューを飾る予定で、チームやドライバーもTGRAによる“セミワークス体制”となることが予想されている。

開発プロジェクトを牽引した現地法人兼TGRA代表ダニエル・エレーロ(中央)も「パフォーマンスに感銘を受けた」と、その仕上がりに手応えを得る
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8月27〜28日にテルマス・デ・リオ・オンドで開催されるTCRサウスアメリカ・シリーズの第6戦で、実戦デビューする予定だ
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