さらにトラックハウス・レーシングのワークショップでは、建屋のある敷地内でチームと一緒にライコネンがピットストップ作業の練習をする時間も設けられた。

「それ以外では、ルールと手順、そしてレースがどのように進行するかを理解するだけだ。プラクティスを最大限に活用する方法、予選でタイヤを最大限に活用する方法、そしてペナルティなしでレースを乗り切る方法。ピットストップの手順やイエローの手順、ウェーブアラウンドを理解する方法など、その領域にドラマはない。ただレースするだけだ」

「正直なところ、おそらくこの全体のなかで最も簡単で単純な部分は、彼の適応力と順応率、攻撃性、そしてレースカーでのスピードだと思う。そして彼の準備のレベルは、ここにいる全員にとって深く印象的だったよ」

 言わずと知れた2007年のF1チャンピオンは、キャリア通算21勝を挙げて昨季限りでレギュラーシートを降りた。2011年には前述のとおりカイル・ブッシュ・モータースポーツから下部シリーズにも参戦し、エクスフィニティでは15位、トラックでは27位の成績を収めた。

「その点に関して私は楽観的だよ。そして大きな期待を持っている」と続けたマークス代表。「スピードとレースクラフト、トラックとマシンへの適応はまったく問題にならないだろうね。彼が最初にここアメリカに現れたときと同じように、我々は彼と一緒にワークショップで多くの時間を過ごした。彼はミシガンでの(ロス・チャステインの)ピットペナルティについて質問していたし、短いステージの戦略に関しても訊いたし、ロードコースでのオーバーカットに関しても同じだ」

「彼は本当に多くの仕事と準備をして来た。それは私にとって驚くべきことではないし、彼がF1で長い間活躍してきたのと同じくらい、成功するために必要なことだからね。スピード、準備、知識の観点から、彼は互角にやると思う。課題は、彼が手続き上の観点からレースを理解していることを確認することだけだ。でも彼はルールやその他すべてを理解している」

「そこで我々は彼のために、ピット入口の視点の画像とピットライトの位置、ラインの場所、コミットメントコーンなど、あらゆる種類のものを示すドキュメントを用意した。例えば『ピットボックスを行き過ぎない』『早すぎるピットインを約束しない』『スタート/フィニッシュ・ラインの前に列から離れない』など、スピードリミットも含めペナルティが掛かる可能性を徹底的に排除した」

「そこは重要な課題であり、彼はレッスン中に多くの注意を払っていた。そして彼がクルマに乗り込んだ途端、もう準備は万端だと感じた。私は大きな期待を寄せているし、キミは確実にやってくれるはずだ!」

新たなチームメイトのひとりとなるダニエル・スアレスとともに、シミュレーターでの時間を過ごした
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11日木曜にはVIRに移動し、最初のトラックテストを実施。車両は開発段階で活用されたオリジナルの“Next-Gen”プロトタイプを使用した
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「彼がクルマに乗り込んだ途端、もう準備は万端だと感じた」と、チーム共同所有者のジャスティン・マークス
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