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海外レース他 ニュース

投稿日: 2022.08.16 20:53
更新日: 2022.08.16 20:56

65戦ぶり勝利からの連勝劇。ケビン・ハーヴィックがキャリア通算60勝に到達/NASCAR第24戦

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海外レース他 | 65戦ぶり勝利からの連勝劇。ケビン・ハーヴィックがキャリア通算60勝に到達/NASCAR第24戦

「先週も言ったように、僕らのクルマは毎週良い状態で走っているんだ」と満足げな表情を浮かべたハーヴィック。「レース序盤戦の走行後に、マシンをどのように調整したかについてだが、そこで何が起こっているのかをより良く理解していることが何よりも重要なんだ。それが分かっていたからこそ、マシンのハンドリングを大幅に改善することができたよ。日が暮れるにつれ、レーストラックは本当に僕らとジャストになって行ったんだ」

 その終盤にハーヴィックを追い詰めた2台のうち1台が、17号車ファステナル・フォードをドライブするクリス・ブッシャー(RFKレーシング/フォード・マスタング)で、340周目にピットに向かったロガーノの翌周にブッシャーを呼び戻したラウシュ・フェンウェイ・ケセロウスキー・レーシングは、この日のレースを支配したチーム・ペンスキーのマシンを出し抜くことに成功。最後の48周をリードしたハーヴィックを追い始める。

 しかしラップダウンとなるウォレスのカムリに行手を阻まれ、念願のリードを奪うことは叶わなかった。

「どうやら、僕はリヤタイヤを燃やし尽くしてしまったようだ」と、カップのプレーオフ進出資格を得るには勝利が必要だったブッシャー。

「結局のところ、それは僕の責任だ。ラップされたトラフィックでハーヴィックのバンパーに迫ることはできたが、それ以上は何の恩恵ももたらされなかった。最終的にはリヤをもう少し良く保つ必要があった、ということさ」

 そのブッシャーよりさらに12周ほどフレッシュなタイヤを装着したクリストファー・ベル(ジョー・ギブス・レーシング/トヨタ・カムリ)は、400周中396周目にリヤのドロップに苦しむブッシャーを攻略。最後はハーヴィックに迫る勢いで2位チェッカーを受けた。

「(チーフクルーの)アダム・スティーブンス、そしてこの20名のグループ全体を本当に、本当に誇りに思っているよ。カムリは序盤あまり調子が良くなかったし、かなりのトラブルがあった(250周目にはスピン)。でもクルーは最後に超速のピット作業で僕を送り出してくれて、同じ戦略だったデニー(・ハムリン)より前で戦うことが可能になったんだ」と、20号車クルーメンバーに感謝を捧げたベル。

 次週8月20~21日には、いよいよレギュラーシーズン最後のロードコースとなる第25戦『ゴー・ボウリング・アット・ザ・グレン』が控えるが、既報のとおり同ラウンドには元F1ドライバーのダニール・クビアトや、DTMドイツ・ツーリングカー選手権王者兼ル・マン24時間覇者のマイク・ロッケンフェラーに加え、2007年のF1ワールドチャンピオン、キミ・ライコネンのデビューが迫っている。

 その初走行ワトキンスグレンに向け、あらゆる準備を進めてきた“アイスマン”は、ここまでの準備は期待どおりに楽しかったかと尋ねられ「うん、今のところはね」と、いつもの調子で意気込みを語っている。

「これまでのところ、チームは素晴らしい仕事をしてきた。周りには本当にいい人たちがいて、バージニアでは実際のクルマ(Next-Gen車輌)に乗れて楽しかったよ。最後のF1レース(2021年)以来、こういう類のレーシングカーをドライブしていなかったから心底、楽しめた。だから実際のレースでも……良い結果が得られることを願っている」

 一方、このリッチモンドの土曜に併催されたNASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第18戦は、チャンドラー・スミス(カイル・ブッシュ・モータースポーツ/トヨタ・タンドラTRD Pro)が75周目以降に盤石のリードを維持し、プレーオフ2戦目で圧倒的な勝利を記録。

 服部茂章率いるハットリ・レーシング・エンタープライズは、同じくトヨタ・タンドラTRD Proに乗る16号車タイラー・アンクラム、61号車チェイス・パーディともにトップ10圏内を伺う好走を見せるも、最終的に13位、14位でレースを終えている。

最終盤には後方からクリストファー・ベル(Joe Gibbs Racing/トヨタ・カムリ)が迫るも「シフトダウンを忘れていて、彼に必要以上に迫られてしまった」と余裕のコメント
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