こうしてFIA世界選手権レベルの大会が同じタイムテーブルに登場することとなったバーレーンでは、WECのプロモーターであるル・マン・エンデュランス・マネジメントと提携し、11日金曜にレース1を、そしてレース2を、WEC最終戦バーレーン8時間決勝前の12日土曜午前に実施するスケジュールに。この週末が初開催となる『WTCR・レース・オブ・バーレーン』として、国際サーキットの15のコーナーを含むフルコース、5.412km のグランプリ・サーキット・レイアウトが使用される。

 一方、こちらもWTCR初開催となる『WTCR・レース・オブ・サウジアラビア』は、国際ツーリングカーレース向けに設計され、直近に承認されたばかりの3.450kmショート版レイアウトを初めて使用するイベントとなる。

 WTCRのシリーズディレクターを務めるディスカバリー・スポーツ・イベントのジャン-バティスト・レイは、シリーズにとって「新しく重要な地域でレースをする機会は非常に魅力的」だと、その意義を語った。

「まず、世界的なパンデミックによって引き起こされた健康面への影響と、継続的な渡航制限により、計画されていたアジアの行程を進めることが不可能であると明らかになったとき、我々は並行して取り組んでいた代替カレンダーのオプション選択とその詳細策定に焦点を切り替えた」と続けたレイ。

「この苦渋の決断に従って、こうしてふたつのワールドクラスの会場で最初のイベントを開催できること、その最終決定に至ったことを非常にうれしく思っている。我々はすでにモーターバイクのFIM世界耐久選手権のラウンドである『ル・マン24時間耐久ロードレース』でACO(フランス西部自動車クラブ)と緊密に協力しており、この提携を別のカテゴリーに拡大できたことも光栄に思っている」

「また、WTCRの公式ロジスティクスパートナーであるDHL、そして他の主要なステークホルダーの各位、とくにチーム、ドライバー、カスタマーレーシング部門、そしてサプライヤーの揺るぎないサポートと忍耐に感謝したい。この決定が、2022年のエキサイティングで素晴らしい結論になると固く信じているし、ファンがこのショーを楽しんでくれることを願っている」

こうしてバーレーン・インターナショナル・サーキットと、ジェッダ・コーニッシュ市街地サーキットが追加されたことで、2022年WTCRのタイトル決定戦は”FIAグレード1″の安全基準に準拠したF1グランプリ会場で決定されることとなった
シリーズにとって「新しく重要な地域でレースをする機会は非常に魅力的」だと、シリーズディレクターを務めるジャン-バティスト・レイ

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