同じくステップアップ・シリーズのスーパー2で2022年のチャンピオンを獲得したデクラン・フレイザーは、そのウォーターズやジェームス・コートニー、トーマス・ランドルと並ぶ4人目の“マスタング使い”としてトップカテゴリー昇格を果たす。
「最初は信じられない気分だったが、今はすべてがリアルに感じられる」と、現地でファッションブランドを展開するトレイディの支援を受け、新たにGen3マスタングをドライブするフレイザー。
「ここ数カ月は本当にクレイジーな時間だった。スーパー2でチャンピオンシップを獲得した後、こうしてティックフォードと契約し、メインゲームで最初のフルタイムシーズンを戦えるんだからね」と意気込みを語るフレイザー。
「本当にエキサイティングな時間だし、ドライバーとしては膨大な学習曲線になるだろうけど、クルマは最高に素晴らしく見える。うまくいけば、本当に成功した1年になるだろうね!」
新時代の幕開けを約2週間後に控え、シドニーの現地月曜に開催された公式シーズンラウンチでは、シリーズの“聖典”である『バサースト1000』の60周年と、スーパーカーにとって最大の変革を迎えるGen3初年度となる2023年を盛大に盛り上げる、華々しい船出の夜となった。
「今年はファンにとって忘れられない年になるだろう。カマロvsマスタングのデビュー、サンダウン500の復活、そしてマーキーイベントであるバサースト1000の60周年を祝う、このスポーツの歴史の中でもっともエキサイティングな年のひとつとしてかたち作られる」と挨拶したのは、スーパーカーのシリーズCEOを務めるシェーン・ハワード。
「ここ数カ月、精力的に取り組んできたチームが新型車両を発表し、真新しいスーパーカーをトラックで走らせるにつれ、興奮と期待が高まっているのを感じる。今日、我々は新しいシーズンだけでなく、この国の偉大なスポーツの新しい時代を開始する。あと2週間強で、これらの素晴らしい新車たちがニューカッスルの路上でレースを開始するのが待ち切れない」