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海外レース他 ニュース

投稿日: 2023.06.30 18:58
更新日: 2023.06.30 18:59

ルノー、トヨタ、シボレー、ホンダがトップ4を分ける激戦。選手権首位が交代/TC2000第6戦

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海外レース他 | ルノー、トヨタ、シボレー、ホンダがトップ4を分ける激戦。選手権首位が交代/TC2000第6戦

 しかし明けた土曜からはルノー陣営がわずかに優位に立ち、FP2でマルケス、サンテロ、モンテネグロのトップ3に変わると、コース上の気象条件がより複雑化した予選では現状の総合力と勢いの差が顕在化。完璧なラップを決めたモンテネグロが通算3回目のポールを奪い、このトラックでどれほど良い感触を持っているかを明らかにした。

 同じく予選2番手にはシボレー陣営のYPFエライオン・オーロ・プロ・レーシングからヴィヴィアンのクルーズが続き、以下3番手にルノーのマルケス、4番手にトヨタのサンテロ、5番手が王者ペーニャのトップ5に。日曜25分+1周の決勝はシリーズ独自のスタートドローにより、マルケスのフルーエンスGTが最前列スロットからスタートする権利を得た。

 第5戦同様、日曜決勝の先頭からレースを始めたルーキーのマルケスは、同じく背後から追随したトヨタのアルドリゲッティと主役を分け合う速さを見せると、お互いに一騎打ちの構図を維持したまま最終ラップに到達。要所で“プッシュ・トゥ・パス”の機能も活かしたマルケスがポールの優位性も活用し、2戦連続の“ライト・トゥ・フラッグ”を飾る結果となった。

 2位のTGRAカローラに続き、最後の表彰台となる3位にはシボレーのヴィヴィアンが入り、4位にはFPからつねにトップ5を伺っていたシリーズ連覇経験者、ホンダ陣営YPFホンダRVレーシングのファクンド・アルドゥソ(ホンダ・シビックTC2000)が並び、これでトップ4がすべて異なるブランドというTC2000の激戦ぶりを示すリザルトとなった。

 現地正午を過ぎて開始されたレース2では、姉妹カテゴリーの“TC2000シリーズ”とセッションを共有するなか、最初のターンからトヨタ(アルドリゲッティ)、ルノー(マルケス)、シボレー(ヴィヴィアン)、ホンダ(アルドゥソ)が“4WAY,4WIDE”のバトルを演じるホットな展開に。

 ここからレース1で“プッシュ・トゥ・パス”機能の使用回数を温存していたヴィヴィアンが抜け出してリードを奪い、周回を重ねるごとに後続を突き放してチェッカー。今季2勝目、キャリア通算5勝目を飾り、連続表彰台により新たな選手権リーダーに浮上することとなった。

 2位にはホンダのアルドゥソ、3位には惜しくも週末の勝利には届かなかったルノーのモンテネグロが入り、これでふたたびマルチブランドの表彰台となったTC2000シリーズ。後半戦開幕となる第7戦は、同国北西部ラ・リオハ州の山間部に位置する美しい山並みを望むアウトドローモ・シウダード・ラ・リオハで、7月14~16日の週末に争われる。

TGRのエースを務めるジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラTC2000/左)、新生YPF Honda RV Racingのファクンド・アルドゥソ(ホンダ・シビックTC2000/右上)、そしてAxion Energy Sport TC2000の王者リオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)らもつねに上位へ絡む
TGRのエースを務めるジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラTC2000/左)、新生YPF Honda RV Racingのファクンド・アルドゥソ(ホンダ・シビックTC2000/右上)、そしてAxion Energy Sport TC2000の王者リオネル・ペーニャ(ルノー・フルーエンスGT)らもつねに上位へ絡む
レース2最初のターンからトヨタ(アルドリゲッティ)、ルノー(マルケス)、シボレー(ヴィヴィアン)、ホンダ(アルドゥソ)が"4WAY,4WIDE"のバトルを演じるホットな展開に
レース2最初のターンからトヨタ(アルドリゲッティ)、ルノー(マルケス)、シボレー(ヴィヴィアン)、ホンダ(アルドゥソ)が”4WAY,4WIDE”のバトルを演じるホットな展開に
フランコ・ヴィヴィアン(シボレーYPFクルーズ)がレース2で今季2勝目、キャリア通算5勝目を飾り、連続表彰台により新たな選手権リーダーに浮上することとなった
フランコ・ヴィヴィアン(シボレーYPFクルーズ)がレース2で今季2勝目、キャリア通算5勝目を飾り、連続表彰台により新たな選手権リーダーに浮上することとなった


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