■2015-16シーズンで初のパリ開催！！
第7戦フランス パリ大会の見所は?
第6戦ロングビーチ大会、予選でポールポジションを獲得したのは、唯一の日本チーム「チームアグリ」のアントニオ・ダ・コスタだった！ しかし、予選後の車両検査でタイヤの内圧が規定数値を満たしておらず、予選記録はキャンセルとなり「幻のポールポジション」に…。18番手最後尾からのスタートを余儀なくされ、更にマシントラブルに見舞われリタイアとなってしまった。そんな中、決勝でトップに踊り出たのが、第5戦メキシコシティ大会で完璧なレース運びを見せながら、レース後の車両規定違反（車両最低重量から1.8Kg不足）でよもやの「除外」となり、優勝が幻となったルーカス・ディ・グラッシ（ABTシェフラー アウディスポーツ）だった。ディ・グラッシは、第6戦の「ロングビーチ大会」も最後まで安定した走りを見せ優勝！今季2勝目を飾った。ディ・グラッシは、『今シーズンのタイトル戦を勝ち取るため、自身の目の前に現れる全てのチャンスをつかんでいく』という強固な決心をもってレースに臨み、これぞ“真のレースドライブ”というものを見せつけた形となった。
今回の優勝を受け、ディ・グラッシの「ドライバーズポイント」はセバスチャン・ブエミ（ルノー e.ダムス）の100ポイントをわずか1ポイント上回り101ポイントで首位。今回、ダニエル・アプトも表彰台入りしたことによりABTシェフラー アウディスポーツはチームポイントも大きく上昇し、首位ルノー e.ダムスにわずか6ポイント差まで迫った。
フォーミュラEもシーズン折り返し。次回4月23日（土）パリ大会から舞台はヨーロッパに。「パリ」は、2ndシーズンから新たに加わった大会開催地。パリ市中心に特設されるコースは、ナポレオンの棺が置かれている歴史的建造物の1つ、アンヴァリッド（旧軍病院）を周回するレイアウトで、凱旋門・エッフェル塔もほど近く、最も景観の素晴らしいコースの1つと言われている。
また、FIAの本拠地は会場近くを流れるセーヌ川の対岸にあることや、フォーミュラEに参加しているメーカーや公式サプライヤー、フランス人ドライバーなど、多くの関係者にとって「ホームレース」となることからもパリ大会は注目されるとともに、『ブエミVSディ・グラッシ』、『ルノーVSアウディ』の勝負の行方が面白くなってきた。
FIAフォーミュラE選手権
第7戦 フランス パリ大会
■生中継
2016年4月23日（土）
「フリー走行」午後 5時30分〜（CSテレ朝チャンネル2）
「予選」午後 6時50分〜（CSテレ朝チャンネル2）
「決勝」午後 10時50分〜（CSテレ朝チャンネル2）
「決勝ハイライト」
4月27日（水）よる11：00〜 BS朝日
5月6日（金）深夜3：20〜 テレビ朝日地上波
