30周目のリスタートで琢磨はチームメイトのライアン・ハンター-レイと接触しそうになりつつも、順位を7番手までジャンプアップ。その後も前のマシンの脱落やピットインもあり、70周目後半には再び表彰台圏内に戻った。

 問題が起きたのは最後のピットインだった。右フロントタイヤを交換するエアガンが作動せず作業が遅れる。ピットアウトの際にはジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)とも交錯しそうになるなど、およそ12秒をロス。5番手まで後退してしまった。幸いなことにパワーがマシントラブルで脱落し、あと10周のところで4番手へ。

佐藤琢磨が駆る26号車のピット作業
佐藤琢磨が駆る26号車のピット作業

 ラストラップにはチームメイトのハンター-レイが追い上げ、プッシュ・トゥ・パスも残っていなかった琢磨は万事休す。コントロールラインまでに仕留められてしまい5位でのチェッカーとなった。

「いろいろ起きましたけど、アンドレッティに移籍後の初レースでこの結果は良かったと思います。金曜日のクラッシュに始まって本当にドタバタだったけど、チームメイトのデータを共有させてもらって、マシンもよくなっていきましたし、予選もうまく合わせ込むことができました」

「途中ライアンと当たりそうになったりしたけど、彼がうまく対処してくれたおかげで助かりました。最後のピットインはミスがなければ、表彰台に届いていたかもしれませんけど、それは仕方ないですね」

「次のロングビーチはいい思い出のあるサーキットですし、また今日のレースのデータをしっかり見て頑張りたいと思います」と語る琢磨。

 レース後にはオーナーのマイケル・アンドレッティやスタッフにも祝福された。

 クラッシュから始まりながら、一時はトップも走り、最後は入賞でまとめ上げるなど、見るものを引きつける琢磨らしい開幕戦だった。

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