ヘイキ・コバライネンは、自身のF1キャリアをまだ終わらせるつもりはないと述べ、スポーツカーレースへの転向を否定した。
昨年でF1のシートを失ったコバライネンは、今季途中からリザーブドライバーとして再びケータハムに加入、バーレーンをはじめ前戦スパなどでFP1にも出走している。
彼は、来季のF1復帰に意欲をみせているが、自身のスタンスについては「ペイドライバーにはならない」、「チームに金銭を持ち込まない」というこれまでの考えを崩していない。
近年、F1のシートを失ったドライバーの多くがWECなどのスポーツカーに活躍の場を求めるケースが増えているが、コバライネンはそうしたプランが今の自分にはないと述べ、F1復帰を諦めていないと語った。
「少し驚いたのは確かだ」とコバライネンが、マーク・ウエーバーの決断についてコメントしたと、motorsport.comが伝えた。ウエーバーは今年6月、2013年限りでF1から引退することを発表、来季はポルシェのワークスドライバーとしてWEC最高峰のLMP1クラスに参戦する。
「去年の年末に、飛行機で彼の隣に座ったんだ。その時の彼はモチベーションに溢れているようだった。僕としてはちょっと驚いたんだけど、彼はそれについて慎重に考えていたと思うよ」
だが、コバライネン自身は彼らと同じようにWEC転向を検討していないという。
「今年は、多くのカテゴリーで異なるプロジェクトの依頼があった。だけど、僕としてはそれらに興味をあまり感じなかったんだ」
「僕にはもっとF1でやれることがあると感じているからね」