元F1ドライバー、ジョナサン・パーマーは、F1チームは年間22戦の過密スケジュールに対応できると考えている。FIAは先週末、史上最多の22戦から成る2014年のF1カレンダーを発表した。

 27日、FIA世界モータースポーツ評議会会合が開催された後、2014年F1カレンダーが発表された。
 来年は新たにグランプリ・オブ・アメリカ(ニュージャージー)、オーストリア、ロシア、メキシコが加わり、合計22戦のカレンダーになった。

 チーム側からは以前から、20戦を超えるカレンダーは負担が大きいとして、懸念の声が上がっていた。

「20戦を超えると、小規模チームにとっては対処するのが非常に難しくなるだろう」とマルシャのチームプリンシパル、ジョン・ブースはハンガリーGPの週末に述べていた。
「スタッフのローテーションを考え、バックアップのクルーを用意しなければならない。それには多額の費用がかかる」

 メルセデスのエグゼクティブディレクター、トト・ウォルフも同様の意見を述べている。
「20戦に抑えるという統一見解があるはずだ。(20戦を超えれば)何かしら対処が必要になり、スタッフを増員しなければならなくなる。だから20戦にとどめるのがいいと思う」

 しかし元F1ドライバーで、引退後はモータースポーツに関するさまざまなビジネスに携わってきたパーマーは、F1チームは優れた組織であり、22戦という多忙なスケジュールにもうまく対応できると語った。

「(22戦が)多すぎるということはないだろう」とパーマーはSky Sports F1 Onlineに対してコメントした。
「簡単ではないし、苦労するだろうが、F1レベルで戦うチームは非常にプロフェッショナルであり、組織がしっかりしている。従って、満足いく形で実行できるようなシステムを整えることができるだろう」
「スタッフは疲労困憊し、それでもミスは許されない。しかし結局はうまくいくはずだ」

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