来る9月19日（土）に決勝を迎える2009IRLインディカー・シリーズ第16戦「ブリヂストン　インディジャパン300マイル」に出場するアンドレッティ･グリーン･レーシングの武藤英紀選手が、9月2日、自身の母校である東京都中央区立豊海小学校を訪れ、372人の全校生徒に母国レースでの優勝を誓った。

夢を持つことは生きるエネルギー

372人の全校生徒を前に挨拶をした武藤は、いつもと違う緊張した面持ちで、
「レースのプレッシャーでつらいこともあるけど、初めて乗ったゴーカートの楽しさをキッカケにレーサーを志すようになった、あの頃の初心を思い出して頑張っている」
と小学生の時にレーサーを目指すようになったエピソードを披露。
「みんなは好きなことを見つけ、夢に向かって頑張って欲しい。生きていくためのエネルギーになるから」と後輩たちに夢を持つことの大事さを語った。

2度にわたる”優勝宣言”

「ベストを尽くす、では目標にならないから、今度のもてぎは優勝します」と後輩たちに優勝宣言。今年も昨年に引き続き同校の応援ツアーが組まれているとあって”先輩”武藤の声にも力が入る。
そのあとの質問タイムでは1年生の男子から「1位になったことはありますか？」と“厳しい”質問を受け、「もてぎのインディで1位になります」と意外な形で2度目の優勝宣言をさせられた武藤は、無邪気な子供たちの質問攻勢にたじたじ。
それでも笑顔で答える武藤先輩は、記念撮影でも子供たちに囲まれて大人気。
“武藤先輩 ガンバレ！”と大きく書かれた後輩生徒たちの寄せ書きに、インディジャパンでの史上初の快挙達成に向け、決意を新たにした。