今季F1からWRCへ活動の場を移しているキミ・ライコネンが、また新たなシリーズに挑戦する。それは今週末に開催されるレッドブル・ヘアスクランブルの中で最高の盛り上がりをみせるエルツベルグロデオだ。

 ライコネンの対戦相手となるのは、ポーランド出身のタディ・ブラスジアク(写真下)。レッドブルのサポートを受ける2輪総合競技のチャンピオンだ。タディはいつものKTMトライアルバイク、ライコネンはシトロエンC4WRCで戦う。
 限界ギリギリまで攻めることを恐れないライコネンが、この競技で3年連続してチャンピオンに輝くタディに挑むことになるため、かなり面白い戦いが期待できる。さらには、敗者は勝者のマシンを洗わなければならないという罰ゲームがついているため、両者にとって絶対に負けられないガチンコ勝負となる。なお、タディは彼ひとりで戦うが、ライコネンにはいつもどおり、コ・ドライアバーのカイ・リンドストロームが付く。

 ハイライトとなるライコネンとタディの戦いは土曜日に行なわれる。その内容は13kmにわたる急斜面のエルツベルグ鉱山跡を登っていくのだが、そのダートロードはツイスティでターンも多い。週末をとおして1500名のライダーが参加し、観客は3万人ほどが見込まれている。

「何かを期待するわけじゃないけど、すごく面白い体験になるだろうね。僕もバイクが大好きで、何台か所有もしている。だからタディに会うのをとても楽しみにしているし、彼のアクションを見てみたい。ただバイクでひとつだけ楽しめないことがあるんだ。……それは洗車だよ。だからぜったいに負けるわけにはいかないね。
 まじめな話、これはすごくいいチャレンジだと思うし、どっちが速いかはやってみないと分からないよ。速さはコース次第なんじゃないかな? 映像でこのレースを見たけど、すごいね。楽しい週末になりそうだ」とライコネンはコメントしている。

 対するタディのコメントは以下のとおり。
「僕のキャリアはこの競技から始まったから、特別なレースだと言っていい。今回キミと対戦するわけだけど、すごく名誉なことだよ。だって彼はモータースポーツ界の超有名人だからね。
 予測のつかないことがよく起こる競技だけど、準備はばっちりだからこれまでの連勝記録を止めることはないと思うよ」

 こちらも自信満々。なお、このエルツベルグロデオは想像を絶する過酷なレース。YouTubeなどの動画サイトでその片鱗を垣間見ることができる。

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