第4戦ヨルダンは、中東シリアの政情不安により開催の是非が問われている。
第3戦ラリーポルトガルの現場でチームとFIAによる議論が交わされていたが、現時点で開催に関する公式なアナウンスはなにもない状況だ。

 ロジスティクスの関係から、ヨルダンでのラリー開催にはシリアを通じて機材を輸送しなければならない。このことに対してチームからは不安の声も聞かれる。

シトロエンのオリビエ・ケネルは強い懸念を示しており、キャンセルするようFIAに働き掛けているという。ケネルはAutosport.comに対して以下のように語った。
「私見を述べさせてもらえれば、私が反対しているのは政情不安の国を通過して機材を通過することが危険だから、というわけではない。彼ら国民がそういった問題に直面しているところにラリーをしに行くこと自体が道徳的に正しいことなのか、ということだ」

 日本の外務省の『海外安全ホームページ(http://www.anzen.mofa.go.jp/)』には、 シリアへの渡航情報について“渡航の是非を検討してください”と記されており、3月に入ってから政府への抗議デモや集会が散発的に行なわれていると伝えている。
 また、シリアからヨルダン・アンマンへの陸路通過地域となる南部の都市ダラアでは3月18〜22日にかけてデモ隊と治安当局の衝突があったといい、ラリーが通常どおり開催されたとしても機材の到着遅れなどの可能性は否定できない状況と言えそうだ。

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