IZODインディカー・シリーズの2011年最終戦が10月16日にラスベガス・モータースピードウェイで開催されることが発表。さらに、その最終戦のレースでインディカー・シリーズに参戦していないドライバーが勝利すれば500万ドルのボーナス賞金を出すことがアナウンスされた。

　昨年9月に発表された2011年のスケジュールでは最終戦は開催地は未定となっていたが、ラスベガス・モータースピードウェイとの交渉が成立。チャンプカーでは2004、2005年に開催しているが、インディカーでは2000年以来のラスベガス戦の開催となる。

　また、2011年インディカー・シリーズの他のレースのチケット購入者は、ラスベガスでの最終戦の無料チケットを手に入れることも発表されている。

　インディカー・シリーズのランディ・バーナードは、外部から5人のドライバーが参戦するよう目指しているが、そのドライバーには、週末の土曜日にシャーロットで開催されるスプリントカップ参戦のNASCARドライバーを考えているようだ。

「我々は世界一最も優秀で速く、才能のあるドライバーを見せると言ってきた。自分の言ったことには、実際にお金を賭けるさ。IZODインディカー・シリーズ以外の世界のどのドライバーでもベガスでのレースに勝つことができたら、500万ドルを贈呈しよう。このチャレンジの挑戦者5人を真夏まで募集するつもりだ」とバーナード。

　彼は、ラスベガスがシーズンを締めくくる場所として完璧な環境であるとも感じている。「1月中旬に我々はファンに対し、すばらしいエンターテインメント、競争、そして価値のある3つの要素をもった経験を与えなければならないと私は言った。ラスベガスほどエンターテインメントを供給できる都市は他にはないよ」と語る。

　以前もインディ500とNASCARシャーロット戦を同じ週に開催し、勝ったドライバーに対し膨大な賞金を出すことが検討されていた。
　
　今回の発表ではラスベガスでのインディカー・シリーズ及びインディ・ライツ最終戦に「IZOD INDYCAR World Championships」という名前を使うことも発表されている。