フォース・インディアのボス、ビジャイ・マルヤがインド人F1ドライバーたちが下位チームで走りたがる理由が分からないと批判、これに対してカルン・チャンドックが辛らつなコメントで反論した。

 マルヤはイギリスGPの週末、インド人ドライバーのチャンドックやナレイン・カーティケヤンが後方のチームでF1に参戦したいと思う理由が理解できないと発言した。チャンドックはロータスのリザーブドライバーを務め、カーティケヤンは今季HRTからレースに出場していたが、イギリスGPでダニエル・リカルドと交代した。
 マルヤは、マクラーレンがルイス・ハミルトンを育て上げたように、新たな若手インド人ドライバーを育成したいとして、そのためのプログラムを立ち上げている。

「F1の現役インド人ドライバーに関しては、非常に残念な気持ちを感じざるをえない」とマルヤ。
「明らかに戦えないチームに属している」
「ただF1マシンに乗るためにF1マシンを走らせ、後方で終わるのが彼らの望みなのであれば、私にはそれに関して何もやれることはない」

 こういったマルヤの発言に対し、チャンドックはReutersを通して反論した。
「母国インドの統括団体の会長が、自分がインド人ドライバーたちのためにどれだけのことをしてきたかを興奮して話し、その後でインドのたったふたりのF1ドライバーたちを批判するなんて、僕は少し悲しい」
「誰かを批判するなら、少なくとも事実を踏まえて批判すべきだ。ナレインも僕も彼のマシンで一度もテストをしていない。だから彼は事実を持ち合わせていないんだ」
「次のインドのスターを発掘する必要があるというのは理解しているし、インド人F1ドライバーをもっと育て上げる必要があるのも理解している」
「でもコンクリートでできた400メートルのコースで、シングルエンジン 4ストロークのレンタルカートが走るイベントを開催し続けても、次のインドのスターを見つけることなんてできないだろうけどね」

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